TortoiseSVN は数日おきに新バージョンが有効でないかチェックします。新バージョンが有効なら、その旨ユーザに伝えるダイアログを表示します。
自分のドメインにいるたくさんのユーザに対して責任を負っているなら、確認をとった特定バージョンのみ使用させ、最新版をインストールさせたくないでしょう。おそらくユーザがすぐにアップグレードしないよう、アップグレードダイアログを表示させたくないことでしょう。
TortoiseSVN バージョン 1.4.0以降では、自分のイントラネットサーバにアップグレードチェックをリダイレクトできます。レジストリキー HKCU\Software\TortoiseSVN\UpdateCheckURL
(文字列値) に自分のイントラネットにあるテキストファイルを指す URL をセットできます。テキストファイルは以下の形式になります。
1.4.1.6000 A new version of TortoiseSVN is available for you to download! http://192.168.2.1/downloads/TortoiseSVN-1.4.1.6000-svn-1.4.0.msi
ファイルの最初の行はバージョン文字列です。TortoiseSVN インストールパッケージのバージョン文字列とピッタリ一致しなくてはなりません。2 行目は、アップグレードダイアログに表示するカスタムテキストです。ご希望のテキストをなんでも書けます。アップグレードダイアログの大きさには限りがあることだけ注意してください。長すぎる文字列は切り取られてしまいます! 3 行目は、新しいインストールパッケージの URL です。アップグレードダイアログのカスタムメッセージラベルをクリックすると、この URL を開きます。msi ファイルを直接指定する代わりに、Web ページを指定しておくこともできます。Web ページを指定しておくと、URL をデフォルト Web ブラウザで開き、ユーザが見ることになります。msi パッケージを指定しておくと、ブラウザは msi ファイルを保存するかどうか、ユーザに確認してきます。