第17章 チェンジセットの詳細

目次

どのように動くか — commitはアーカイブ中にチェンジセットを保存します
get-patch はアーカイブからチェンジセットを取り出します
チェンジセットを調べるためにはpatch-reportを使います
commit をうまく使うこと — きれいなチェンジセットの概念

前の章ではチェンジセットと、二つのコマンド mkpatchdopatch ( 伝統的なdiffpatch プログラム の魅力的な拡張)を導入しました。

この章ではアーカイブ中でどのようにチェンジセットが利用されるかについてもう少し 詳しく見ていき、commitupdate コマンドによってどのように利用されるか、そして、archを 最大限利用するためにはどのようにすれば良いかについて見ていきます。

どのように動くか — commitはアーカイブ中にチェンジセットを保存します

プロジェクトの最新バージョンをgetし、何かの変更を加え、 ログメッセージを書き、アーカイブにその変更をcommit したと します。これで何が起きるのでしょうか?

本質的に commitのすることは:

1 最新バージョンにどのよう変更をしたかを記述する チェンジセットを計算します。

2 アーカイブ中に新しいリビジョンのためのディレクトリを 作ります。

3 アーカイブ中にログメッセージとチェンジセットを保存します。

そのような観点から、戻って前の章を見たくなるかも知れません: どのように動作するか — 新しいリビジョンのコミット項