第14章 共有アーカイブと、公開アーカイブ

目次

アーカイブのネットワークアクセス登録
一度に複数のアーカイブを使った作業
アーカイブを -A オプションで選択する
完全に修飾されたプロジェクト名
読み込み専用アーカイブ
読み込み専用のアーカイブのミラー
混合アクセスモード
FTP アーカイブの作成
SFTP アーカイブの作成
WebDAV と HTTP アーカイブ

前の章で、どのようにして最初のアーカイブを作り、プロジェクトを始め、 最初のソースをチェックインし、一連の変更を加え、過去のリビジョンを抽出 するかについて学びました。

この章では、ネットワーク越しに利用できるアーカイブをどうやって作るかについて 学び、どうやって一つのアーカイブを複数のプログラマ間で共有することができるかに ついて学びます。

アーカイブのネットワークアクセス登録

思いだすことができると思いますが、アーカイブは、論理名と物理位置を持って いるのでした:

        % larch archives
        lord@emf.net--2003-example
        ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
          |     /usr/lord/{archives}/2003-example
          |     ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
          |                     |
          |              archive location        
          |
        archive name

(See xref:"Creating a New Archive".)

いくつかのアーカイブはネットワーク越しにアクセスすることができ、 現在のところ、以下のプロトコルが利用可能です:

        FTP
        SFTP
        WebDAV
        plain HTTP

この章の後のほうで、どうやってそのようなアーカイブを作るかについて 学びます。

いまは、そのようなアーカイブにアクセスするためには、そのアーカイブの名前と URLを使って表現された物理位置を登録する必要があるということを知っておいてください。

例えば、 HTTP か WebDAV を使ってアーカイブにアクセスするには:

    % larch register-archive lord@emf.net--2003 \
            http://regexps.srparish.net/{archives}/lord@emf.net--2003

FTPを使うなら:

    % larch register-archive lord@regexps.com--2002 \
            ftp://ftp.regexps.com/{archives}/lord@regexps.com--2002

このようなコマンドがうまくいったかどうかを確認することができます:

    % larch archives
    lord@emf.net--2003
            http://regexps.srparish.net/{archives}/lord@emf.net--2003
    lord@emf.net--2003-example
            /usr/lord/examples/{archives}/2003-example
    lord@regexps.com--2002
            ftp://ftp.regexps.com/{archives}/lord@regexps.com--2002