様々な理由でリポジトリの場所 (IP/URL) を変更することがあります。おそらく、コミットできなくなってしまい、でも作業コピーをもう一度チェックアウトしてから変更を新しい作業コピーに行うなんてことはしたくないと、困ってしまうことでしょう。 → はそのためにあります。基本的には大したことはしません。すべての .svn
フォルダ内の entries
ファイルを検索し、URL を新しい値に変更するだけです。
この操作の一部として、TortoiseSVN がリポジトリに接続するのに驚かれるかもしれません。これは、新しい URL が既存の作業コピーと、本当に同じリポジトリを指しているかを簡単にチェックするためだけに行います。
これはほとんど行われない操作でしょう。再配置コマンドは、リポジトリのルートの URL が変更されたときのみ使用します。考えられる理由は以下のようなものでしょう。
サーバの IP アドレスが変更された。
プロトコルが変更された。(http:// から https:// など)
サーバのセットアップでリポジトリのルートパスが変更された。
その他としては、作業コピーが同じリポジトリの同じ場所を参照していたのに、リポジトリ自身が移動してしまった時に、再配置する必要があります。
以下のような場合には使用しないでください。
異なる Subversion のリポジトリに移動したい。その場合は新しいリポジトリの場所からまっさらなチェックアウトを実行するべきです。
同じリポジトリの、異なるブランチやディレクトリに切り替えたい。この場合、「チェックアウトするか切り替えるか...」 をご覧ください。
→ を使用するべきです。詳細は、以上のような場合に再配置を使用すると、作業コピーを破損してしまい、更新、コミット、etc. でわけの分からないエラーメッセージを見ることになります。こうなってしまったら、新しくチェックアウトするしかありません。