競合のマージ・編集

TortoiseMerge はファイルの差分を 表示 するだけでなく、競合を解消したり変更を適用したりできます。

2 ペインビューの場合、右ペイン (Mine) のみ編集できます。左のファイル (Theirs) に変更を加えるには、変更する行で 右クリック し、コンテキストメニューtheirs のテキストブロックを利用 を選択してください。その後、左のファイルの変更を右のファイルに加えてください。

時には、実際に両方のテキストブロックが必要になります。その場合は、コンテキストメニュー両方のテキストブロックを利用 (こちらを先にする)コンテキストメニュー両方のテキストブロックを利用 (こちらを後にする) を使用してください。

また、テキストエディタのように出力ファイルの編集もできます。その行は鉛筆アイコンで印がつけられます。前述の行/ブロックベースの変更を行うつもりなら、編集する前に行っておく方がよいでしょう。編集してしまうと、TortoiseMerge が オリジナルファイルとの関連を追跡しておけなくなります。

3 ペインビュー (時に マージビュー と呼ばれます) の場合、下部ビューにあるファイル (Merged) のみ編集できます。2 ペインビューと同様に、競合した行で 右クリック し、コンテキストメニューtheirs のテキストブロックを利用コンテキストメニューmine のテキストブロックを利用 のどちらかを選択してください。さらに 両方 のブロックを使用したい場合は、コンテキストメニュー theirs の前に mine のテキストブロックを利用 コンテキストメニュー mine の前に theirs のテキストブロックを利用 のどちらかを選択してください。選択したコマンドの結果、Merged ファイルを変更します。

時には、TortoiseMerge では競合していないのに、Subversion で競合が発生したと印がつけられることがあります。これは、選択した空白の扱いによるものかもしれません。行末や空白の変更を無視するようにした場合、その行は 競合無視 アイコンを用いて印がつけられます。競合を解消するために、どのバージョンを採用するか選択する必要があります。

競合によっては、TheirsMine から選択するだけで解消するわけに行かず、手で編集しなければならないことがあります。TortoiseMerge は、まず簡単な変更を行ってしまってから保存し、手で編集して解消する難しい変更のみにできます。

重要

再度同じファイルで TortoiseMerge を使用すると、TortoiseMerge か手で編集かに関わらず、作業コピーに行った変更が 取り消され、競合編集を行い始めた状態のファイルになることに注意してください。