この章は入門である。
フォームはWebにおいて重要な位置を占めるものであり、多くのWebサイトで用いられるインタラクティヴィティを意味する最も重要なものとしてあり続けている。 Webアプリケーションおよびeコマースソリューションでは、より豊富なインタラクションをもたらすより良いWebフォームの需要を巡って、火花を散らしてきた。 XFormsはこの要求に応えるものである -- もう少し分析すると、XFormsは、XForms処理系とリモートエンティティ(離れた実体)がオンラインでやりとりするための、プラットフォーム非依存の新しいマークアップ言語の創出にフォローされる。 XFormsはXHTMLのフォームを後継するものであり、HTMLフォーム実装の長年の経験からの教訓の恩恵を受けている。
より詳しいXFormsの背景事情は http://www.w3.org/MarkUp/Formsで見ることができる。
この仕様は多様な読者とともに書かれている--特にXFormsの作成者とXFormsの実装者である。我々はこの仕様が、効果的で、魅力的で、アクセシブルで、XFormsの実装を詳細にさらし出さないようなドキュメントを書く必要のある作成者に、ツールを提供できることを望んでいる。しかしながら、実装者はXForms 処理系に適合しているものを設計する必要があると知らなければならない。 この仕様はXFormsの一般的な表現から始まって、だんだんテクニカルで仕様的な方向に終わっていく。 情報にクイックアクセスするために、通常の目次と、それぞれのセクションの最初に独自の目次と、索引とが、電子情報的なバージョンと印刷用バージョンの両方で、簡単に読み進めさせてくれる。
この仕様は2つのモードのプレゼンテーションで書かれていることを想定している: 電子情報と印刷物とである。 もし相違がある場合は、電子情報のバージョンがこのドキュメントの正確なバージョンであるとする。
この仕様は以下の章から編成されている:
第1章および第2章: XFormsのイントロダクション
このイントロダクションは、XFormsの短いチュートリアルと、XFormsの背景にある設計原理に関する説明である。
第3章以降: XFormsリファレンスマニュアル。
リファレンスマニュアルの大部分はXFormsの仕様からなる。このリファレンスは、何がXFormsの中に入るか、そして適合性を満たすためにはXForms 処理系がどのように各種コンポーネントを解釈しなければならないかを定義する。
Appendix:
AppendixにはXML Schemaの記述によるXFormsの規範的な記述、オプション関数ライブラリの情報、参考文献、改訂履歴、その他の有用な情報がある。
以下のハイライトおよび字体が、このドキュメントおよびXFormsワーキンググループのその他のドキュメントに含まれる技術的なマテリアルを表すために用いられる:
特別な用語はそれぞれの章で定義される; ハイパーリンクがその用語の定義に繋がっている。
このドキュメントの全体で、ネームスペースプレフィックス"xform:
"
および "xsd:
" は、それぞれXFormsおよびXML Shcemaのネームスペースを表すために用いられる。これは慣習のためだけである; 実際にはどのようなネームスペースプレフィックスも用いられて良い。
BNF記法による表記は以下のように表される:
[1] | name1 | ::= | BNF Grammar 1 | /* Comments */ |
[2] | name2 | ::= | BNF Grammar 2 | |
[3] | name3 | ::= | BNF Grammar 3 | |
[4] | name4 | ::= | BNF Grammar 4 | |
[5] | name5 | ::= | BNF Grammar 5 |
仕様ではない短い例は印字位置(typography)をずらしてある:
より長い仕様ではない例は印字位置をずらして、さらに短い説明を含むこともある:
Good Example, using Tables
<foo href="http://www.example.com/XForms"/> Multiple lines in lengthAnd an explanation of the example of proper syntax or usage
Bad Example, using Tables
<foo href=http://www.example.com/XForms> Multiple lines in lengthAnd an explanation of the example of incorrect syntax or usage.
外部ドキュメントへの参照は[角括弧]とこのドキュメントの参照セクションへのリンクで表される。
XForms内の各種エレメントのXML表現は次の形になる: 列挙されているのはエレメント名、全ての属性名、"="文字の後に現れる有効な属性値、":" 文字の後に現れる属性のデフォルト値、そして有効な内容である。そのテーブルより下にある1つ以上のヘディングは、追加の説明的な情報を含む。
XML Representation : <example>
<example count = integer size = (small | medium | large) : medium > <!-- Content: (allowed-content) --> </example>Attribute Definitions:
count = integer
- description of this attribute
Attributes Defined Elsewhere:
size
以下のハイライトは仕様ではないコメントのために用いる:
[備考: 公開を意図している情報の備考]
編注: 注意や設計判断を表す、1行の情報提供的な備考。
[編集者のフィードバックリクエスト1.4.例: このワーキンググループのためのXFormsの特定のフィードバックのリクエストを一意に識別する。]
[編注. 最終公開からの消去を意図している一般的なコメント]