このドキュメントは以下で説明するW3C文書の翻訳です。
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仕様の原文 / 著作権表記
Translation Copyright © 2001/01/28 Ginga
ドキュメントはそれに関連付けられた1つ以上の「ビュー」をもってもよい。 たとえば、CSSスタイルシートを適用された後のドキュメントの計算されたビューや、あるクライアント中の同じドキュメントにおける複数の表示(たとえばHTMLのフレーム)などである。 つまり、ビューとは、1つのドキュメントにおける、いくつかの代替表現あるいは表示であり、かつそれに関連付けられているものである。
ビューはそれが生成されたときのドキュメントの状態を反映する静的なものであっても良く、生成されたビューの後でターゲットドキュメントに発生した変化を反映する動的なものであっても良い。 このレベルのDOM仕様では、そのような振る舞いについては、何も言及しない。
このセクションでは、このようなビュー全てが派生すべき基底インターフェースを提供するAbstractView
インターフェースを定義する。
これはAbstractViewのターゲットドキュメントを参照するようなアトリビュートを定義する。
ここで定義されたAbstractView
のセマンティクスのみが、ビューとそのターゲットドキュメントとの関係を生成する。
DOM レベル 2では、AbstractView
の定義されたサブインターフェースは存在しない。
しかしながら、AbstractView
は、このレベルでは2つの場所で定義され使用されている:
DocumentView
を実装しても良い。
このデフォルトビューは通常は実装に依存している(たとえばドキュメントをレンダリングするブラウザフレーム)。
デフォルトビューはあるビューからそのターゲットドキュメントを識別し、それに関連付けるために用いられて良い(そのAbstractView
が等しいかどうかをテストするか、あるいはDocumentView
アトリビュートを取得するという方法による)。UIEvent は通常あるドキュメントのビュー上で発生する(たとえば特定のドキュメントインスタンスをレンダリングしているブラウザフレーム上でのマウスクリック)。
UIEvent はそれに関連付けられ、そのイベントが発生した特定の(実装依存の)ビューと、そのUIEvent が関連付けられたターゲットドキュメントの両方を識別するAbstractView
をもつ。このセクションに見られるインターフェースは必須ではない。
DOMアプリケーションはDOMImplementationインターフェースの
hasFeature(feature, version) メソッドを、パラメータ"Views"と"2.0"を(それぞれ)用いて、このモジュールがその実装によってサポートされているかどうかを決定しても良い。
このモジュールを完全にサポートするためには、実装は
ドキュメントオブジェクトモデル レベル 2 コア 仕様 [DOM Level 2
Core]で定義されている "Core" featureもサポートしなければならない。
さらなる情報は
DOM レベル 2 コア 仕様の適合性に関する情報を参照して頂きたい。
全てのビューがここから派生すべきインターフェース。
// DOM レベル 2で導入:
interface AbstractView {
readonly attribute DocumentView document;
};
document
DocumentView型,
readonlyAbstractViewとする、もとのDocumentViewDocumentView インターフェースはDOM ビューをサポートするDOMインプリメンテーションにおけるDocument オブジェクトによって実装される。
これはドキュメントのデフォルトビューを扱うアトリビュートを提供する。
// DOM レベル 2で導入:
interface DocumentView {
readonly attribute AbstractView defaultView;
};
defaultView
AbstractView型,
readonlyDocumentのデフォルトのAbstractViewか、もし利用できるものがなければnull。