Windows Tips - トラブルシューティング - ソフトウェア

  1. OE:使わないアプリケーションを削除した後、「OE5」を起動して受け取ったメールに返信を出そうとしたら、「この操作は完了しませんでした。RICHED32.DLLを読みこめませんでした。再インストールしてください」と表示されました。どのようにしたら解決しますか?
  2. VB:Visual Basec 5.0が起動できない
  3. DOSプログラム起動時に、「パラメータの値が許容範囲ではありません」と表示されます
  4. MSN Messenger(Windows Messenger)で使えない機能がある
  5. Excel:エクセルの「ファイル」や「編集」「表示」などのメニューが消えた
  6. IE:ブラウザの検索バーから、Googleの日本語検索を行うと、文字化けするようになりました
  7. [OE] Outlook ExpressでHotmailを受信すると、同じメールが2通ずつ受信されます
  8. AntiVirusやInternet Securityをアクティブ化したのに、パソコンを起動するたびにアクティブ化を要求されます
  9. アクセサリのメモ帳を開いて文字を入力すると、何かキーを一つ押すだけで「このプログラムは不正な処理を~」というエラーメッセージが出てしまいます。メールソフトでは文字が入力できるのにどうしてでしょう?
  10. 受信メール(Outlook Express)本文のリンクをクリックすると、Cドライブが開く。
OE:使わないアプリケーションを削除した後、「OE5」を起動して受け取ったメールに返信を出そうとしたら、「この操作は完了しませんでした。RICHED32.DLLを読みこめませんでした。再インストールしてください」と表示されました。どのようにしたら解決しますか?

これはRICHED32.DLLファイルが削除されてしまったためにおきる現象です。この場合は削除したアプリケーションをもう一度インストールしなおすか、「スタート」→「プログラム」→「アクセサリ」→「システムツール」→「システム情報」の「ツール」→「システムファイルチェッカー」を使ってこのDLLファイルを抽出するといいでしょう。

VB:Visual Basec 5.0が起動できない

Visual Basic5.0でファイルの保存先に日本語ディレクトリを指定している場合、起動時にエラーが出てしまい強制終了されるバグがあります。これを回避するには以下のレジストリキーの中身をすべてを削除してください。

「HKEY_USERS\[ユーザ名]\Software\Microsoft\Visual Basic\RecentFiles」

DOSプログラム起動時に、「パラメータの値が許容範囲ではありません」と表示されます

DOSプログラムを起動した時に「パラメータの値が許容範囲ではありません」というエラーメッセージが表示されることがあります。このエラーメッセージを消すには、「windows」ディレクトリ→「dosprmpt.pif(またはdefault.pif)」を右クリックして「プロパティ」をクリック→「メモリ」タグをクリック→「環境変数の初期サイズ」の▼ボタンをクリックして「自動」を選択→「OK」ボタンをクリックすれば、次回のMS-DOSプログラム起動時にはエラーメッセージは表示されません。

MSN Messenger(Windows Messenger)で使えない機能がある

MSN Messenger(Windows XP ではWindows Messenger)でメッセージの送受信、ファイルの受信は可能なのに、ボイスチャット、ファイル転送、アプリケーション共有などの幾つかの機能が使えない場合があります。これは、PC同士でファイルや音声などを送受信する場合、お互いのグローバルIPアドレスが割り当てられてないと多くの機能が使えないからです。ただし、文字メッセージはMSNのサーバーを介して通信が行われるためこの様な場合でも送受信が可能です。一般に、グローバルIPアドレスが取得できないケースには、次の場合があります。

  • LANやCATVなどの接続サービスを利用していて、グローバルIPアドレスがISPから配布されていない
  • 使用しているパソコンが直接インターネットに接続されてない
    • ダイアルアップ接続やADSL、ISDN接続などでたとえグローバルIPアドレスがISPから配布されていても、ルータなどのゲートウェイを介して接続してる場合には、ルータでアドレス変換が行われてるためグローバルIPアドレスが取得できない。

※ グローバルIPアドレスが配布されているのなら、ルータの設定を変更する事で解決する場合があります。

  • ルータのNAT機能を利用することでファイルの送信が使用可能になります。具体的には、ファイル送信で使われるTCPの6891~6900ポートをポートフォワーディングすることでファイルの送信ができるのですが、詳しくはルータの取扱説明書かホームページで「ポートフォワーディング・IPマスカレード・NAT・サービスの公開」などを検索キーにして調べてみてください。ファイルの送信以外の機能は「動的に割り当てられるポート」や「SIPなどのプロトコルの使用」のため使うことができません。
  • UPnP(Universal Plug and Play:ネットワークを介して周辺機器を制御する機能)を使用すればルータ越しでもフル機能を使うことができるのですが、UPnPに対応したルータがまだ少ないのが現状です。
  • ルータのファームウェアなどでMSN Messengerに対応している場合がありますので、最新のファームウェアにバージョンアップしておきましょう。

※ IPアドレスとはインターネットに接続しているパソコンの住所のようなものです。パソコンがインターネットに接続されている以上、この住所は必ず割り当てられます。ですが、接続しているすべてのパソコンに固定された住所(グローバルIPアドレス)を割り当てるのは困難なので、そのほとんどはインターネットに接続した時にISPが毎回住所を割り当てるようになっています。もちろん、この場合は住所は接続のたびに変わります(プライベートIPアドレス)。

Excel:エクセルの「ファイル」や「編集」「表示」などのメニューが消えた

「スタート」メニュー→「検索」→「ファイルやフォルダ」をクリックして、「*.xlb」という拡張子のファイルを検索してください。見つかったファイルを「Excel_backup.xlb」などと、適当なファイル名に変更します。

IE:ブラウザの検索バーから、Googleの日本語検索を行うと、文字化けするようになりました

2004年4月22日以降、Googleの検索サービスを利用するホームページやブラウザなどのソフトウェアで、日本語による検索を行うと、検索結果が文字化けするという不具合が発生しています。不具合発生日に、Googleで「辞書・路線・株価・会社情報・荷物」検索が提供開始していることから、新サービス開始に伴う、Google側による検索方法の仕様変更が原因と推測されています。

この不具合を解決する方法として、主に、以下の2つが挙げられます。

  • ソフトウェアが、Unicode(UTF-8)でのエンコードに対応している場合は、ソフトウェアの設定を変更し、Unicode(UTF-8)でエンコードするように設定する
  • ソフトウェアが、Unicode(UTF-8)でのエンコードに対応していない場合は、Googleのページに渡す文字列を編集し、Shift-JISでエンコードしていることを明示する

文字列の編集例:http://www.google.com/search?num=50&hl=ja&lr=lang_ja&ie=SJIS&oe=SJIS&q=

※ 各オプションの値を「=」で指定し、各オプション間を「&」でつなげる。主なオプションの意味は、次のとおりです。

num
1ページあたりの検索結果表示件数
ie
入力コード
oe
出力コード
q
クエリの内容
lr
検索対象となるページの言語、「lang_ja」で日本語のページが指定される
hl
検索結果を表示する言語、「ja」で日本語が指定される
filter
同一ホストの検索結果を省略するか、「0」で省略しない
safe
暴力コンテンツを削除するか、「on」で削除する

主なブラウザの、解決方法を以下に示します。

ちなみに、Operaは標準のエンコードがUnicode(UTF-8)であるため、対応は不要です。

● Donut系

  1. インストールフォルダの「Search.ini」ファイルを開く
  2. [Google 日本語のページ]セクション→[FrontURL]キーの値を、次のように変更する

    FrontURL=http://www.google.com/search?num=50&lr=lang_ja&ie=Shift_JIS&oe=Shift_JIS&q=

● Lunascape

  1. Lunascapeのメニューバーから、[お気に入り]ボタンをクリック
  2. ウィンドウ左側に表示されたお気に入りバーから、[各種設定]→[検索バー]を開く
  3. [Google 日本語]を右クリック→プロパティをクリックし、「リンク内容の変更」ウィンドウが開く
  4. [基本]タブの「URL (またはファイルパス)」欄を、次のように変更し、[OK]をクリック

    http://www.google.com/search?num=100&hl=ja&lr=lang_ja&ie=SJIS&oe=SJIS&q=

● Sleipnir

  1. Sleipnirのメニューから、[ツール]→[Sleipnir オプション]→[検索バー]→[検索エンジン]をクリック
  2. 「検索エンジンリスト」欄から、「Google(日本語)」を選択する
  3. 「エンコード」欄から、「UTF-8」を選択し、[OK]をクリック

    ※ [3]の代わりに、「Google(日本語)」の「先頭」欄を、次のように変更しても解決します。

    http://www.google.com/search?num=50&lr=lang_ja&ie=SJIS&oe=SJIS&q=

● BugBrowser

  1. BugBrowserのメニューから、[設定]→[BugBrowserの設定]→[検索バー]タブをクリック
  2. 「検索エンジンのタイトル」欄から、「Google」を選択する
  3. 「URL(始め)」欄を、次のように変更し、[OK]をクリック

    URL(始め):http://www.google.com/search?ie=Shift_JIS&q=

[OE] Outlook ExpressでHotmailを受信すると、同じメールが2通ずつ受信されます

Outlook Express(OE)で、WebメールであるHotmailを受信すると、同じ内容のメールが、2通ずつ重複して受信されることがあります。

Microsoftのホームページには、上記の現象に関する説明がないため、正確な原因は不明ですが、以下のような操作を行うと、重複した2通のメールが1通になることから、HotmailとOEとの同期が、メールの送受信時に実行されることが問題だと推測されます。

  • メッセージの送受信を、何回か繰り返す
  • 送受信後に、Hotmailの別フォルダを開いてから、Hotmailの受信トレイを開き直す

OEでHotmailのメールが、2通ずつ重複して受信されないようにするには、以下の操作を行います。

■OE起動時に、自動的に送受信を実行している人

  • 同期の失敗を避けるため、送受信中にHotmailの受信トレイを開かない
  • 起動時に開かれるフォルダに、Hotmailの受信トレイを指定しない
  • 次の操作で、OE起動時に、自動的に送受信を実行しないようにする
    1. [ツール]メニュー→[オプション]→全般]タブをクリック
    2. [メッセージの送受信]欄にある、[起動時にメッセージの送受信を実行する]のチェックを外す

■メッセージの送受信を、手動で実行している人

  • 同期の失敗を避けるため、送受信中にHotmailの受信トレイを開かない
  • OE起動後、同期が終了するまでしばらく待ってから、手動で送受信を行う

※ Hotmailの同期設定を[同期しない]などの[すべてのメッセージ]以外に変更することで、解決したという情報もあります。

AntiVirusやInternet Securityをアクティブ化したのに、パソコンを起動するたびにアクティブ化を要求されます

Norton 2004シリーズ以降、Symantecの一部のソフトウェアでは、海賊版や偽造されたソフトウェアから正規のユーザを保護するために「製品のアクティブ化」が必要となりました。

※ 「製品のアクティブ化」についての詳細は、下記リンクをご参照ください。

参考リンク:よくある質問 - 製品のアクティブ化

しかし、Symantecのソフトウェアをインストールし、「製品のアクティブ化」を正常に完了したにもかかわらず、パソコンを起動するたびにアクティブ化を要求され、「製品のアクティブ化」を正常に完了できない場合があります。

この問題を解消しないまま、パソコンを起動するたびに何度もアクティブ化を行っていると、アクティブ化できる上限数を超えてしまい、「このプロダクトキーでアクティブ化できる上限数に達しました。」というメッセージや、「このプロダクトキーでインストールできる数を超えました。詳しくは下のWebサイトを参照してください。」というメッセージが表示され、これ以上アクティブ化できない状態になってしまい、サポートセンターに電話をしてアクティブ化回数をリセットしてもらう必要があります。

Symantec Customer Support
電話で製品をアクティブ化するには

また、アクティブ化しないまま、ソフトウェアのインストールから15日の猶予期間が経過してしまうと、「試用期間の期限が切れました。アクティブ化されていないためこの製品は無効になりました。」というメッセージが表示され、インストールしたソフトウェアが動作しない状態になってしまいます。

「製品のアクティブ化」を正常に完了できない問題は、Symantec製品で採用されてるアクティブ化技術に問題があることが原因ですので、下記のリンク先を参考にして、アクティブ化技術の問題を解消した修正パッチ[SymKBFix2.exe]をインストールしてください。

参考リンク:コンピュータの再起動ごとにシマンテック製品のアクティブ化を確認される

アクセサリのメモ帳を開いて文字を入力すると、何かキーを一つ押すだけで「このプログラムは不正な処理を~」というエラーメッセージが出てしまいます。メールソフトでは文字が入力できるのにどうしてでしょう?

「メモ帳」のプログラムが壊れてしまったと考えられます。直すには「メモ帳」のプログラムを再インストールしなければなりません。普通 Windows のファイルは、コントロールパネルから「アプリケーションの追加と削除」→「Windowsファイル」で行えますが、メモ帳はここに項目が無いのでインストールができません。ですので、「システムファイルチェッカー」を使って調査、修復しましょう。

受信メール(Outlook Express)本文のリンクをクリックすると、Cドライブが開く。

これは、IEが標準ブラウザになっていない時に起こります。「コントロールパネル」→「インターネットオプション」→「プログラム」タブ→「Internetの起動時に、通常使うブラウザを確認する」にチェックを付けてください。これで直らないときやチェックが既に入っていた時は、「プログラム」タブの「Webの設定のリセット」をクリックしてみてください。