ダイヤルアップ接続で、パスワードを保存できません。

●「パスワードの保存」欄がチェックできない(グレーになっている)場合

Windowsのネットワーク環境に不可欠な「Microsoft ネットワーククライアント」がセットアップされていないことが原因。ダイアルアップ接続でインターネットに接続している環境のユーザはまだまだ多いはずです。自分だけが使うパソコンの環境であればダイアルアップの際のパスワード入力を保存し、入力する手間を省きましょう。

  1. 「コントロールパネル」→「ネットワーク」→「追加」→「クライアント」→「追加」ボタンをクリック
  2. 「製造元」を「Microsoft」、「ネットワーククライアント」を「Microsoft ネットワーククライアント」に選択し「OK」ボタンをクリック

ネットワークのプロパティを閉じるとインストールが始まります。WindowsのCD-ROMを必要な場合は、インストーラの指示に従って進めてください。インストールが終わり再起動した後、ダイアルアップの画面で「パスワードを保存」のチェックボックスがチェックできるようになり、パスワードが保存できるようになります。

※ Windowsの再起動後、ログオン(ユーザー名とパスワードの入力)画面が表示される場合、このログオン画面はWindowsに対応するユーザー名とパスワードの確認なので、ISP(インターネットサービスプロバイダ)のユーザー名やパスワードとは無関係です。このログオン画面では適当に自分の名前などを半角アルファベットで入力し、一人で使用するパソコンならパスワードは省略して構いません。つまり、パスワードを未入力のまま「OK」を押せば次回からパスワードの入力画面が出てきません。

●「パスワードの保存」欄をチェックしても、外れてしまう場合

「パスワードの保存」欄をチェックしても、次回ダイヤルアップ接続ウィンドウが表示されたときに、チェックが外れていて、パスワードを保存することができないことがあります。これは、パスワードファイルが破損しているために起こる現象で、サービスパック1でバージョンアップした場合などに発生します。対応としては、Windowsフォルダにある拡張子「pwl」のファイルを削除して、Windowsを再起動します。再発する場合には、Microsoftから配布されている修正プログラムを入手してください。

ホームページの画像が表示されない。

画像表示箇所に、マークが表示されている場合、原因として次の四つが考えられます。

画像ファイルがサーバーに正しくアップロードされてない
Webサイト管理者が画像ファイルをアップロードしていなかったり、アップロードされた画像が壊れてていたり、画像のリンク先が間違ってる場合、マークが表示されます。これは、Webサイト側の問題ですので、閲覧者側で解決する事はほぼできないでしょう。
タイムアウト(時間切れ)
画像の読み込みに、長時間かかったり、サーバーから返答が無い場合はタイムアウトとなりります。この場合、画像の読み込みを中断して、マークが出てしまいます。ページを更新しましょう。
ブラウザの設定
ほとんどのブラウザは画像の読み込みのオン/オフ設定が可能です。これは、画像表示を必要としない閲覧の際に、、この設定をオフにして高速なWeb閲覧を可能とするためです。画像が全く表示されない場合、この設定がオフとなっているおそれがあります。IEの場合は、「ツール」→「インターネットオプション」→「詳細設定」タブ→「マルティメディア」→「画像を表示する」のチェックを外せばOKです。
MIMEの未登録
レジストリエディタで「HKEY_CLASSES_ROOT\MIME\Database\Content Type」を開き、表示されない種類の画像ファイルの値を編集します。
メールの文字化けはなぜ起きるの?

一般にメールではJISコード(ISO-2022-JP)に基づいたコードで文字を送ることになっています。しかし、これをシフトJISやEUCといった間違ったコードで送ってしまうと、相手のメーラーおよびメールの伝達された経路によっては、正しく表示されずに文字化けする場合があります。また、正しいコードでもテキストのエンコード(インターネットでやり取りできるようにするため、文字情報を7ビットのデータとして分解する事)手順が、相手のメーラーで解読できない方法であった場合、同様に受信側は文字化けしてしまいます。大抵は、相手に他のコードなどで送ってもらうことで解決しますが、自力で解決したい場合は下記を参考にしてください。

  • 一般的に使われるファイルのエンコード方法にBASE64(MIME)、BinHex、Uuencodeの3つがあります。Base64は主に Windows 系、BinHexはマックで使われる方法で、UuencodeはUNIXなどで使われているやや古い方法です。最近のメーラーでは、上記の3つならどの方法で送られてきても自動的に判断してデコードしてくれます。自分のメーラーが送信相手の使用しているエンコード方式に対応していない時は、「ウィンコード」というソフトを使用してエンコードできるようにします。
  • マックは基本的にファイルに対して「クリエータ情報」という128ビットのデータを付加します。これは、 Windows で言えば拡張子に当たるもので、そのため、マックでは拡張子が無くてもファイルを開くことが出来ます。クリエータ情報の付加が原因で文字化けが起きている場合、クリエータ情報を削除する必要があります。クリエータ情報を削除するにはバイナリ編集で、ファイルの先頭から128バイトを削除します。(128バイトとは半角文字128文字、全角文字64文字に相当)
  • 文字コードが違う種類。「クイック漢字コードコンバータ(QKC)」で文字コード変換を行う。
ホームページが文字化けして読めない。

日本語は、基本的にインターネットの通信ではやり取りすることができないので、半角英数文字や記号などに変換して送受信をします。このとき使う変換テーブルの事を文字コードと読びます。ホームページで使われる日本語文字コードにはシフトJISとJIS、EUCがあります。ほとんどのWebブラウザでは、これらの文字コードを自動判別して表示してくれます。文字化けは、何らかの原因(ホームページのソースで文字コードを指定していない等)で違った文字コードで変換(エンコード)してしまうために起こります。このような時は、手動で正しい文字コードを指定すれば解決します。

IEでは「表示」→「エンコード」で、ネスケでは「表示」→「文字コードセット」で文字コードを指定します。

インターネットに接続できない。
  • ハードウェア(モデム・TA等)が正常に認識しているか、「システム」のプロパティ→「デバイスマネージャ」で確認します。×マークや?マークが表示されている場合は正常に認識されていないので、ドライバの再インストールや更新などをして正常に認識させて下さい。
  • ネットワークのプロパティで、次の項目が表示されているか確認します。何か欠けているものがあれば、「追加」をクリックして補って下さい。
    • Microsoftネットワーククライアント・・・「クライアント」で追加
    • ハードウェア・・・「アダプタ」で追加
    • TCP/IP・・・「プロトコル」で追加
  • TCP/IPの設定をします。プロバイダーによってDNSの設定が必要な場合と、そうでない場合がありますので、プロバイダから配布された説明書を参照して下さい。
  • モデムの設定をします。パルス発信/トーン発信などの項目が正しく設定してあるか確認して下さい。
  • ダイアルアップネットワークの設定をします。大/小文字、またはキーボードの[Caps Lock]などに注意して、IDやパスワード、アクセスポイントの電話番号などを正しく入力してください。
パスワードを忘れてネットに接続できない。

インターネット接続時に入力するIDとパスワードは、個人特定とその確認に必須のキーワードです。この二つは、インターネットの接続に必要不可欠ですので、絶対に忘れないようにしましょう。もしも、忘れてしまった場合はプロバイダーに直接電話で問い合わせましょう。後日、郵送手続きで教えてくれるはずです。

モデムが最高速度で接続しない。

次のモデムの設定を確認してください。

  • 「モデム」のプロパティ→「最高速度」→「この速度でのみ・・・」にチェックが入っていない事
  • 「ダイアルアップ」のプロパティ→「使用できるネットワークプロトコル」でTCP/IP以外にチェックが入っていない事

モデムの最高速度は条件が完全に整った場合の理論値ですので、高速なモデムであればあるほど、最高速度で接続する事は難しいです。さらに、切り替え機やモジュラーケーブルの二股を使っている場合、ノイズを拾って接続速度が落ちたり、モデムのPHONE端子に電話やFAXをつないでいる場合は、それらの機器の抵抗・容量などの影響を受けて回線の品質が下がることがあります。

56kモデムなのに33600bps(33.6kbps)でしか繋がらない。

56kbps対応モデムの規格には、「x2」と「k56flex」と「V.90」の3種類あり、そのそれぞれに対応したISPのアクセスポイントを使用しないと33.6kbpsで接続されてしまいます。流れとしては、旧規格の「x2」・「k56flex」から「V.90」に統合されようとしています。製品箱に「V.90可」と記載されていれば、内蔵のフラッシュメモリを利用して「V.90」にアップデート可能です。解決策としては、プロバイダやアクセスポイントの変更、モデムの買い換えやアップデートをしましょう。

メールの送受信ができない。

ほとんどのメーラーでは「SMTPサーバ/POPサーバ/アカウント/パスワード」などを主に設定します。SMTPサーバはメールの送信サーバの事で、POPサーバは受信サーバの事です。メールの送受信が出来ない場合は、アカウントとパスワードを、送信が出来ない場合はSMTPサーバ、受信が出来ない場合はPOPサーバの設定を確認してみましょう。プロバイダによっては、SMTPとPOPが同じ場合があります。

タスクトレイにモデムアイコンが表示されない。

通常ダイヤルアップで、インターネットに接続している時に、タスクバー右にあるタスクトレイにモデムのアイコンが表示されます。表示されなくても問題ありませんが、表示したい場合には、「コントロールパネル」→「ダイヤルアップネットワーク」→「プロバティ」→「設定」→「オプション設定」の[モデムの状態をウィンドウ表示]にチェックを入れましょう。

メールの添付ファイルが開けない。

幾つか原因が考えられますが、主に次の項目をチェックしましょう。

  • 添付方法。相手のメールソフトのエンコードを確認してみましょう。基本的にWindowsはBase64(MIME)でエンコードしなくてはいけません。自分の使用しているメーラーが色々な転送方式に対応しているなら、問題ありません。
  • 拡張子。Windowsでファイルを扱う場合、必ず拡張子が必要です。拡張子がない場合、または間違っている場合は、正しい拡張子をつけましょう。フィルの拡張子が不明か間違っている疑いがある場合は、下記のソフトが便利です。

    極窓(ごくまど)-赤の館-・・・790種類以上の拡張子を自動判別して変換してくれる

  • 破損ファイル。メールの送受信中に破損した、またはもともと破損しているファイルかもしれません。相手に確かめて、再度送信してもらいましょう。
ホームページを見ていると、「ランタイムエラーが発生しました。デバッグしますか?」と表示されます。どうすればいいの?

●エラーメッセージの意味

ホームページに含まれるJavaScriptコードの記述などが間違っているとエラーが発生します。そして、そのページの製作者に、コードの修正(デバッグ)を促すダイアログを表示し、ソースコードを開けるようにしているのです。ですから、製作者以外は修正を行う必要がありませんので、「いいえ」をクリックします。記述ミス以外にも、パソコンの負荷が高い時にも出る場合があります。また、次のように設定してもいいでしょう。

  1. Internet Explorer を起動する
  2. メニューから、「ツール」→「インターネットオプション」をクリック

    ※ IEのバージョンによっては、「表示」→「インターネットオプション」

  3. 「詳細設定」タブをクリックして、「ブラウズ」の「スクリプトエラーごとに通知を表示する」のチェックを外し、「スクリプトのデバッグを使用しない」にチェック

※ デバッグ:コンピュータプログラムが仕様どおりに動かない事をバグ(bug)という。このバグの原因を調査し、修正方法を見つけることをデバッグ(debug)という。