Windows Tips - 軽量化

メンテナンスもほとんどせずに、パソコンを使い続けていませんか?

パソコンの性能は、使えば使うほど、少しずつ低下していきます。そんな時は、パソコンから不要なデータやソフトウェアを削除して、パソコンを軽量化しておきましょう。パソコンに保存されているデータを整理したり、無駄な情報をほとんど削除したりして、常に、パソコンをきれいな状態にしておくことで、パソコンの性能低下を防ぐことができます。

パソコンから不要な情報をできるだけ削除したい方や、ハードディスクの空き容量が少ない方、パソコンを常に快適な状態にしておきたい方などに、おすすめです。

このページは 2002 ~ 2005 年に公開していた Windows 95/98/Me/XP 向けのコンテンツです。ある程度はメンテナンスされていますが、基本的には当時の文章のままです。内容が適切でなくなっている可能性もありますので、あくまで参考情報としてご利用ください。

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パソコンの性能が低下していく原因

主に、以下のような項目が挙げられます。

  • 余分なデータ情報が増えることによって、ファイル処理が増加することによる、負担の増加
  • 保存データの追加や削除の繰り返しによって、情報の並びが複雑になることによる、負担の増加
  • ハードディスクの空き容量が少なくなることによって、一時作業領域が狭くなることによる、効率の低下

定期的にパソコンを軽量化することは、パソコンの性能低下を防ぐだけでなく、ハードディスクの使用可能領域の増加や、トラブルの減少などにもつながります。

パソコンの軽量化を実現する方法

ハードディスクの空き容量を増やす

Windowsなどのアプリケーションは、ハードディスクの空き領域を、作業領域として、一時的に利用することで、様々な処理を効率良く行っています。そのため、パソコンを使うには、ハードディスクにある程度の空き領域が存在しなければなりません。もし、充分な空き領域が無いと、作業領域が狭くなるため、パソコンの処理効率が低下してしまいます。

不要なファイルは、できるだけ削除する

サイズが大きいファイルはもちろんですが、ハードディスクの空き容量増加にあまり貢献しない、小さなサイズのファイルでも、できるだけ削除して、ファイル数を減らすことをおすすめします。不要なファイルが無ければ無いほど、ファイル処理が減るため、パソコンにかかる負担は少なくなるためです。どのファイルが不要で、どのファイルが必要なのかを、あらかじめ知っておくことで、あなたのパソコンを、不要ファイルがほとんど無い、快適な状態に保つことができます。

サイズの小さいファイルを削除する

ファイルには、「サイズ」と「ディスク上のサイズ」という2種類のサイズが存在します。「サイズ」は、ファイルのデータ量のことで、一般にファイルサイズといった場合は、たいていこれを指します。これに対し、「ディスク上のサイズ」は、ファイルが消費している、ハードディスク使用量のことです。

ハードディスクは、非常にサイズの小さいファイルを扱うことに向いていないため、保存できる最小のファイルサイズというものが、あらかじめ決まっています。仮に、この最小のサイズを4KBとすると、たとえ、4KBより小さいサイズのファイルでも、必ず、4KB分のハードディスク容量を消費してしまいます。つまり、実際のサイズより、大きな容量を消費していることになります。逆に考えると、「お気に入り」などの1KBのファイルを多数削除することで、実際より、大きな空き容量を得ることができるという訳です。

軽量化以外の効果

データの削除は、直接的には、ハードディスクの空き容量の増加に貢献しますが、軽量化以外にも、高速化や便利化、安心化や保守化などの効果を得ることができます。ハードディスクの容量が大きくて、空き領域が余っているという方にも、軽量化はおすすめです。

例:今まで壁紙として使っていたきれいな写真を削除すると、

  1. まず、高画質の写真であることから、数MBのハードディスク容量が節約できます。(軽量化)
  2. 次に、壁紙に当てられていたリソースが減り、画面の書き換え速度が高速になります。(高速化)
  3. そして、壁紙がシンプルになったため、視認性が良くなり、操作性が向上します。(快適化)
  4. 最後に、リソース不足が解消するため、エラーメッセージが出にくくなります。(トラブル対策)
Windowsの再インストール

パソコンのデータを整理し、無駄な情報を削除する、もっとも効果的な方法は、Windowsの再インストールです。重要データがバックアップ済みの場合は、再インストールも検討してみるといいでしょう。パソコンの軽量化のほかに、高速化や、原因不明の不具合の解決などにも効果的です。