このような場合は「VLOOKUP関数」という検索関数を使うと便利です。
●VLOOKUP関数の概要
指定しておいた範囲から特定のデータを検索し、範囲の左端から指定した列だけ右にあるデータを取り出して表示する関数。
この関数を使えば、商品名と定価が入力された範囲から商品名を探し出し、その商品の定価を自動的に表示させることができます。
●VLOOKUP関数を使用する場合の注意点
指定した範囲に同じ商品名があると、上の列のほうにある定価が優先的に表示される。また、該当する商品名がない場合は、検索した値が見つからなかった(Not Available)として、「#N/A」というエラーが表示される。
- 商品名とと定価の表を作成する
- 自動的に定価を表示させた意表の列にまず1つの商品名を入力する
- 定価を表示させたいセル(商品名の右隣)を選択して「挿入」メニューから関数を選択する
- 「関数の分類」欄から「検索/行列」を選択し、「関数名」欄から「VLOOKUP」を選択して「OK」をクリック
-
「検索値」に商品名を入力する一番上のセルを指定する
例:E3
-
「範囲」に最初に作った表のデータ範囲を指定する(左上と右下のセル番号を「:」で区切る)
セル番号には「$」をつけて絶対参照にしておく
例:$B$3:$C$6
-
「列番号」に最初の表の何列目を参照するか入力する
例:2
- 「検索の型」に「FALSE」と入力して「OK」をクリック
- 自動的に商品名の右隣に定価が表示される
- 商品名の列に入力したい商品名を従事入力し、最後に関数を設定したセルのフィルハンドルをドラッグすれば、一気に値段が入力される
※ 商品名を入力する前に、あらかじめ関数を設定したセルのフィルハンドルをドラッグし、各セルに「#N/A」と表示させておくと、左側の列に商品名を入力した時点で、自動的に該当する値段を表示させることができる。
※ VLOOKUP関数:範囲の左端の列の値を参照して、その位置から指定された列だけ右にある値を表示させる関数
※ 絶対参照:関数の計算式でセルの位置を伝える場合、その関数が別のセルに移動してもいつも同じセルを指定するためにセル番号の前に「$」をつけて表すこと。