リポジトリのバックアップ

どのタイプのリポジトリを使用する場合でも、定期バックアップの保守作業を行い、バックアップを検査することは非常に重要です。サーバーを破損すると、最新のバージョンのファイルにはアクセスできるかもしれませんが、リポジトリがなければ履歴が永遠に失われてしまいます。

簡単な(しかしお勧めできない)方法は、リポジトリのフォルダーをバックアップメディアに単にコピーすることです。しかし、そのデータにアクセスするプロセスが全くないことを確認しなければなりません。ここでいうアクセスとは、 すべての アクセスです。 BDB リポジトリは、ステータスの取得のような、読み込みしか必要でない操作の時でも書き込みを行います。コピー中のリポジトリに何かアクセスがあると(Webブラウザーを開いたままにする、WebSVN、等々)、バックアップがおかしくなります。

お勧めの方法は、

svnadmin hotcopy path/to/repository path/to/backup --clean-logs

を実行して、リポジトリのコピーを安全な方法で作成することです。それからこのコピーをバックアップしてください。 --clean-logs オプションは必須ではありませんが、 BDB リポジトリをバックアップする際に、冗長なログを削除して容量を節約します。

Subversion のコマンドラインクライアントをインストールすると、svnadminツールが自動的にインストールされます。このツールを入手するには、TortoiseSVNのインストール時にコマンドラインツールを含めるようチェックを入れるのが一番簡単でしょう。しかし、コマンドラインツールの最新バージョンを入手したいのであれば、Subversionのウェブサイトから直接ダウンロードすることもできます。