tla tree-lint — プロジェクトツリーの整合性をチェックします
失われたファイル、タグづけされていないファイル、重複し たインベントリid、そして名前規約で認識することができないファ イルを調べます。デフォルトではこれらのテストで失敗するすべて のファイルを一覧表示します。オプションでどれか特定のテストを 明示的に有効にするとそれ以外のテストは省略されます。つまり引 数なしの tla tree-lint は tla tree-lint -sutmd と同じです。
-s, --broken-symlinks 壊れたシンボリックリンクの一覧を表示します -u, --unrecognized-files 名前規約に違反しているファイルの一覧を表示します -t, --untagged-files インベントリidがないファイルの一覧を表示します -m, --missing-files ファイルに対応しないインベントリidの一覧を表示します -d, --duplicate-ids 重複したインベントリidの一覧を表示します --strict 異常があった場合にゼロ以外の終了ステータスで抜けます
プロジェクトツリー中に hello.c という唯一のファイルが あります。このファイルはタグラインによるインベントリidを持っ ていて、その値は i_0211e195-e8cb-4604-bfa8-8a96425b9cd2 です。 もう一つのソースコードを作成するため、スクラッチから作らず hello.c をコピーして hello_sub.c としましたが、同じインベン トリidを持つため tree-lint に怒られます。対処方法としては hello_sub.c 用に別のインベントリidを生成し arch-tag: ライン を修正するだけです。インベントリidの生成についてはXXXを見て ください。
$ ls hello.c {arch} $ tla inventory --ids S hello.c i_0211e195-e8cb-4604-bfa8-8a96425b9cd2 $ cp hello.c hello_sub.c … $ tla tree-lint Duplicated ids among each group of files listed here: hello.c i_0211e195-e8cb-4604-bfa8-8a96425b9cd2 hello_sub.c $