どうしてarchを使う必要があるの?

archは競合するソフトと比較して、いくつもの利点を持って います。その中のいくつかは以下のようなものです:

ツリー全体の上での作業 archはツリー全体を記録します — 単に個別のファイルを管理するだけではありません。たとえば、 もしツリー中のたくさんのファイルを変更した場合、archはファイルごとの 変更ではなく、その変更すべてを一つのグループとして記録することができます。 もしファイル名を変更するか、ツリー中で移動した場合、archは そのようなツリーの形状の変化を、ファイルの内容に関する変更と共に記録することが できます。

チェンジセット指向 archは単にプロジェクトツリーの"スナップショット"をとる だけではありません。そのかわりに、archはそれぞれの リビジョンを特定のチェンジセットと関連づけます。チェンジセットとは、 変更内容にについての完全な記述のことです。archは、 チェンジセットの内容を見たり、チェンジセットを適用してツリーをマージしたり、 どのようなチェンジセットが適用されたかを問うことによってあるツリーの履歴を 調べたり、などなど、といったことを支援するようなチェンジセット指向のコマンドを 用意しています。

完全な分散システムであるということ archは"中心的なリポジトリ"に依存しません。 たとえば、すべての重要な貢献者に、プロジェクトアーカイブに対する 書き込み権限を与える必要がありません。そのかわり、それぞれの貢献者は 自分の作業のために、自分自身のアーカイブを持つことができます。 archはアーカイブ境界をまたいで、シームレスに 操作することができます。