• コンピューター起動時にログオン画面を表示せずに自動ログオンする

    設定項目名
    コンピューター起動時にログオン画面を表示せずに自動的にログオンする
    カテゴリ
    起動・終了
    対応プラットフォーム
    Windows NT 系 (Windows 2000, XP, Vista, 7 など)
    搭載バージョン
    Win高速化 version 1.0

    ※ このページは Windows 高速化ツール Win高速化 に搭載されている設定項目の解説文になります。この設定項目を利用するには Win高速化 のインストールが必要となります。

    概要

    コンピューター起動時にログオン画面を表示せずに自動的に Windows にログオン (自動ログオン) します。ユーザー名やパスワードを入力することなくデスクトップが表示されるようになるため、コンピューターを起動してから Windows で作業を開始するまでの時間が短縮されます。

    ※ 自動ログオンを有効にするとセキュリティ上のリスクが生じる場合があります。信頼されない第三者にコンピューターが使用される危険性がある場合は自動ログオンを無効にすることが推奨されます。

    詳細

    通常コンピューターを利用する際はログオンが必要となります。コンピューターを利用する資格を取得するため、一般的にはユーザー名とパスワードを入力してユーザー認証 (アカウント認証) を受けます。9x 系の Windows (98, Me など) ではログオンをキャンセルしてコンピューターを利用することもできましたが、NT 系の Windows (2000, XP, Vista, 7 など) を含むほとんどのオペレーティングシステム (OS) ではログオンが必須となっています。

    Windows にログオンする際に表示されるログオン画面として、XP 以降の Windows (XP, Vista, 7 など) ではようこそ画面が、従来の Windows (98, Me, 2000 など) ではクラシックログオン画面が採用されています。ただし Windows Server 2003 のようこそ画面はクラシックログオン画面に移行するための画面となっています。

    ようこそ画面には Windows に登録されているアカウントの一覧がアイコン表示されます。ようこそ画面ではユーザー名を入力する代わりに、ユーザーアイコンを選択してログオンするアカウントを指定します。一方クラシックログオン画面では、アカウント一覧が表示されないため、ユーザー名を入力してアカウントを指定します。ログオン画面で指定したアカウントにパスワードが設定されている場合はパスワードの入力が必要となります。

    この設定を有効にすると、コンピューター起動時のログオン処理が自動化され、Windows に自動的にログオン (自動ログオン) されるようになります。自動ログオンにより起動時にログオン画面が表示されなくなり、ユーザー名やパスワードを入力することなく指定したユーザーでログオンされます。ログオン画面でユーザー名やパスワードを入力してログオンする操作が不要となり、自動的にデスクトップが表示されるようになるため、コンピューターを起動してから Windows で作業を開始するまでの時間が短縮されます。

    ※ 自動ログオンを有効にすると、コンピューター使用時の利便性は高まりますが、セキュリティ上のリスクが生じる場合があります。信頼されない第三者にコンピューターが使用される危険性や外部 (リモート) からアクセスされる可能性がある場合は、自動ログオンを無効にすることが推奨されます。

    ※ XP 以降の Windows (XP, Vista, 7 など) では特定の条件が満たされていると、自動ログオンの設定にかかわらず標準で自動ログオンされるケースがあります。

    自動ログオンダイアログ (Win高速化)

    この設定を有効にして [高速化] を実行すると次のような [自動ログオン] ダイアログが表示されます。

    自動ログオンダイアログ (Win高速化)

    自動的にログオンするユーザーのアカウント情報を入力して [OK] ボタンを押します。ユーザー名とドメイン名には現在ログオン中のユーザーのユーザー名とコンピューター名 (またはドメイン名) が表示されます。現在ログオン中のユーザーを指定する場合はパスワードのみ入力します。[キャンセル] ボタンを押すと自動ログオンの設定は行われません。

    ※ パスワードが設定されていない (空のパスワード、またはパスワードが削除されている) 場合は [パスワード] 欄は空白のままとします。ただしパスワードが設定されていないと次回起動時に自動ログオンの設定が自動的に無効となる場合があります。なお標準で自動ログオンされるケースに該当する場合は、自動ログオンの設定が自動的に無効になっても自動的にログオンされます。

    スクリーンショット

    参考までに、設定変更前と後のコンピューター起動後の画面は次のようになります。設定変更前はログオンが必要なためログオン画面 (ようこそ画面) が、変更後は自動ログオンされるためデスクトップが表示されます。

    Windows 7

    設定変更前 – ログオン画面 (ようこそ画面)

    ようこそ画面 (Windows 7)

    設定変更前 – ログオン画面 (ようこそ画面) – 複数アカウント

    ようこそ画面 - 複数アカウント (Windows 7)

    設定変更後 – デスクトップ

    デスクトップ (Windows 7)

    Windows Vista

    設定変更前 – ログオン画面 (ようこそ画面)

    ようこそ画面 (Windows Vista)

    設定変更前 – ログオン画面 (ようこそ画面) – 複数アカウント

    ようこそ画面 - 複数アカウント (Windows Vista)

    設定変更後 – デスクトップ

    デスクトップ (Windows Vista)

    Windows XP

    設定変更前 – ログオン画面 (ようこそ画面)

    ようこそ画面 (Windows XP)

    設定変更前 – ログオン画面 (ようこそ画面) – 複数アカウント

    ようこそ画面 - 複数アカウント (Windows XP)

    設定変更後 – デスクトップ

    デスクトップ (Windows XP)

    自動ログオンのセキュリティリスク

    自動ログオンを有効にすると、コンピューター使用時の利便性は高まりますが、その一方でセキュリティ上のリスクとなる場合があります。

    自動ログオンを設定したコンピューターは、ユーザー名やパスワードを入力することなく利用できるようになります。そのためコンピューターを使用できる人であれば、誰でもコンピューターの内容やコンピューターに接続されているネットワークリソースにアクセスすることができます。

    また自動ログオンに用いるユーザー名やパスワードなどのアカウント情報は、暗号化されずに特定のファイル (レジストリ) に格納されます。そのため外部 (リモート) からレジストリにアクセス可能な設定となっている場合、レジストリに格納されたユーザー名やパスワードが参照される危険性があります。

    自動ログオン機能は便利な反面、第三者に自動ログオンされるリスクと暗号化されていないパスワードが第三者に参照されるリスクがあります。信頼されない第三者にコンピューターが使用される危険性や外部 (リモート) からアクセスされる可能性がある場合は、自動ログオンを無効にすることが推奨されます。

    ※ Windows の [ユーザー アカウント] ダイアログを使用すると、暗号化されたパスワードが通常の権限ではアクセス不可なレジストリデータとして保存されます。外部 (リモート) からレジストリにアクセス可能な設定となっている場合は[ユーザー アカウント] ダイアログの使用が推奨されます。詳細は「ダイアログによる自動ログオンの設定」を参照してください。

    ダイアログによる自動ログオンの設定

    NT 系の Windows (2000, XP, Vista, 7 など) ではダイアログを使用して自動ログオンの設定が行えます。ただし指定可能なユーザーはローカルアカウントのユーザーに限られます。

    [ユーザー アカウント] ダイアログ – XP 以降の Windows (XP, Vista, 7 など)

    1. Windows キー + R キーを押して [ファイル名を指定して実行] ダイアログを開く
    2. [名前] 欄に [control userpasswords2] と入力して [OK] ボタンを押す
    3. [ユーザーがこのコンピューターを使うには、ユーザー名とパスワードの入力が必要] のチェックをはずす
    4. [OK] ボタンまたは [適用] ボタンを押す
    5. 自動ログオン時に利用するユーザー名とパスワードを入力して [OK] ボタンを押す

    ※ 自動ログオンの設定は Windows のダイアログを使用するほかにレジストリによる設定方法があります。書籍や Web などで Windows Vista ではユーザーアカウントのパスワード管理が異なるため、従来のレジストリを用いたカスタマイズは使用できない。「control userpasswords2」で操作すること。という記述を見かけますが誤りです。Vista 以降の Windows (Vista, 7 など) であってもレジストリを用いた設定は有効です。

    [ユーザー アカウント] ダイアログ (Windows 7)

    [ユーザー アカウント] ダイアログ (Windows 7)

    [自動ログオン] ダイアログ (Windows 7)

    [自動ログオン] ダイアログ (Windows 7)

    [ユーザーとパスワード] ダイアログ – Windows 2000

    1. コントロールパネル – [ユーザーとパスワード] を開く
    2. [このコンピュータを使うには、ユーザー名とパスワードを入力する必要があります] のチェックをはずす
    3. [OK] ボタンまたは [適用] ボタンを押す
    4. 自動ログオン時に利用するユーザー名とパスワードを入力して [OK] ボタンを押す

    ※ Windows 2000 Server, Advanced Server, Datacenter Server ではコントロールパネルの [ユーザーとパスワード] が利用できません。代わりに [スタート] メニューの [ファイル名を指定して実行] から [control userpasswords] を実行して [ユーザーとパスワード] ダイアログを開きます。

    [ユーザーとパスワード] ダイアログ (Windows 2000)

    [ユーザーとパスワード] ダイアログ (Windows 2000)

    標準で自動ログオンされるケース

    XP 以降の Windows (XP, Vista, 7 など) では、自動ログオンの設定にかかわらず標準で自動ログオンされる場合があります。次の3つの条件が満たされていると自動的に自動ログオンが有効となります。

    • 複数のアカウントが登録されていない (複数のアカウントがようこそ画面に表示されない)
    • アカウントにパスワードが設定されていない (空のパスワード、またはパスワードが削除されている)
    • ログオン時にようこそ画面が表示される (クラシックログオンを使用しない)

    ※ Windows Server 2003 のようこそ画面ではクラシックログオンが使用されるため、自動的に自動ログオンを有効とすることはできません。

    ※ 複数のアカウントが登録されている場合であっても、ようこそ画面に表示されるアカウントが1つの場合は複数のアカウントとはみなされません。たとえば Windows XP の Administrator アカウントは、デフォルトではようこそ画面に表示されないためカウントされません。また Guest アカウントは対象から除かれているため、ようこそ画面に Guest アカウントが表示されていてもカウントされません。

    参考リンク

    参考リンク

    Windows Vista
    Windows XP
    Windows Server 2003
    Windows 2000

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