右クリック時に表示される「送る」メニューに「送る」を追加する
基本情報
- 設定項目名
- 右クリック時に表示される「送る」メニューに「送る」を追加する
- カテゴリ
- エクスプローラー
- 対応プラットフォーム
- Windows
- 搭載バージョン
- Win高速化 version 1.1
※ このページは Windows 高速化ツール Win高速化 に搭載されている設定項目の解説文になります。この設定項目を利用するには Win高速化 のインストールが必要となります。
概要
ファイルやフォルダーの右クリック時に表示される「送る」メニュー内にメニュー項目「送る」を追加します。「送る」メニュー内の「送る」を利用すると、任意のファイルを「送る」メニューの項目として簡単に追加することができます。
詳細
Windows ではファイルやフォルダーの右クリック時に表示されるショートカットメニュー (コンテキストメニュー) に「送る」という項目があります。この「送る」メニューを利用すると右クリックの対象となるファイルやフォルダーを特定のアプリケーションやフォルダーなどに簡単に送ることができます。たとえば「送る」メニューから次のような作業を行うことができます。
- ファイルやフォルダーのショートカットをデスクトッに作成する
- ファイルやフォルダーをマイドキュメント (ドキュメント) にコピーする
- ファイルが添付されたメールを新規作成する
- ファイルやフォルダーを ZIP 形式で圧縮 (アーカイブ) する
- ファイルやフォルダーをフロッピーディスクや CD/DVD, USB メモリに書き込む
「送る」メニューを展開すると以下の項目からメニュー内容が構築されます。
- SendTo フォルダー内のファイル (ショートカット、実行ファイル、フォルダーなど)
- 各種ドライブ (CD/DVD, USB メモリなどのリムーバブルドライブ、ネットワークドライブなど)
「送る」メニューには SendTo フォルダー内のファイルが表示されるため、SendTo フォルダー内にファイルを追加すると「送る」メニューに項目が追加され、逆に SendTo フォルダー内のファイルを削除すると「送る」メニューから項目が削除されます。
この設定を有効にすると「送る」メニュー内にメニュー項目「送る」が追加されます。任意のファイルを右クリックして「送る」メニュー内の「送る」を選択すると、そのファイルを「送る」メニューの項目として簡単に追加することができます。これにより「送る」メニューに項目を追加するために SendTo フォルダーを開く必要がなくなります。
※ 「送る」メニュー内の「送る」は SendTo フォルダーへのショートカットになっています。ファイルを「送る」と SendTo フォルダーにコピー (Windows 98 では移動) されるため、実行ファイルやフォルダーをそのまま「送る」のではなく、実行ファイルやフォルダーへのショートカットを作成して「送る」必要があります。たとえば任意のファイルをメモ帳で開きたい場合は、メモ帳へのショートカットを「送る」ようにします。
※ 「送る」メニューの項目は SendTo フォルダー内のファイル名順に表示されます。そのためファイル名の先頭に数字などを付加することで、「送る」メニューの項目を任意の順序に並べ替えることができます。また SendTo フォルダー内にフォルダーを作成すると、「送る」メニューではサブメニューとして展開されて表示されるため、「送る」メニューの項目数が増えてきた場合に役立ちます。
スクリーンショット
参考までに、設定変更後の「送る」メニューは次のようになります。「送る」メニュー内にメニュー項目「送る」が追加されます。
※ 表示されるメニュー内容は右クリックの対象やコンピューター環境などによって異なります。
SendTo フォルダーへのアクセス
主要な Windows の SendTo フォルダーのパスは次の通りです。パス中の “[User]” はログオンユーザー名を表します。
- Windows Vista, 7
C:\Users\[User]\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\SendTo
(AppData は隠しファイル)- Windows 2000, XP
C:\Documents and Settings\[User]\SendTo
(隠しファイル)- Windows Me
C:\WINDOWS\SendTo
(隠しファイル)- Windows 98
C:\Windows\SendTo
SendTo フォルダーを簡単に開くには [ファイル名を指定して実行] から sendto または shell:sendto を実行します。
ファイル名を指定して実行 – sendto (Windows XP)
ファイル名を指定して実行 – shell:sendto (Windows 7)
※ Windows Vista, 7 では sendto ではなく shell:sendto を利用する必要があります。sendto を実行すると C:\Users\[User]\SendTo
フォルダーへのアクセスが拒否され、次のようなエラーダイアログが表示されます。
[Shift] キーによる「送る」メニューの拡張
Windows 7 では [Shift] キーを押しながらファイルやフォルダーを右クリックすると「送る」メニューが拡張されます。拡張された「送る」メニューでは個人用フォルダー (C:\Users\[User]
) に含まれるすべての項目 (マイドキュメントやマイピクチャなど) が追加されて表示されます。
通常の「送る」メニュー
拡張された「送る」メニュー ([Shift] キー + 右クリック)
参考リンク
- 右クリックの [送る] メニューにフォルダを追加して簡単コピー (Windows Vista)
- Windows XP の [送る] メニューに項目を追加する方法
- ファイルを右クリックして表示される “送る” メニューに項目を追加するには (Windows XP)
- 今週の快適 Windows Tips : [送る] メニューに項目を追加する (Windows XP)
- [送る] コマンドの一覧に項目を追加する方法 (Windows 98, Me)
- [デスクトップ (ショートカットを作成)] コマンドが [送る] メニューに表示されない