右クリックメニューに「コマンド ウィンドウをここで開く」を追加する
- 設定項目名
- 右クリックメニューに「コマンド ウィンドウをここで開く」を追加する
- カテゴリ
- エクスプローラー
- 対応プラットフォーム
- Windows
- 搭載バージョン
- Win高速化 version 1.0
※ このページは Windows 高速化ツール Win高速化 に搭載されている設定項目の解説文になります。この設定項目を利用するには Win高速化 のインストールが必要となります。
概要
フォルダーを右クリックした際に表示されるショートカットメニューの項目に「コマンド ウィンドウをここで開く」を追加します。右クリックの対象となるフォルダーを現在のディレクトリ (カレントディレクトリ) として、コマンドプロンプトまたは MS-DOS プロンプトを開くことができます。Vista 以降の Windows (Vista, 7 など) では、[Shift] キー + フォルダーの右クリックで表示されていた [コマンド ウィンドウをここで開く] が常に表示されるようになります。
詳細
Windows に搭載されているコマンドプロンプトまたは MS-DOS プロンプトは、コンピューターの操作をキーボードから行うためのプログラムです。主にコンピューターの上級者がコンピューターの管理や復旧、作業の自動化などを行う際に利用されます。コマンドプロンプトを起動してまず行われる作業のひとつに、現在のディレクトリ (カレントディレクトリ) の変更があります。カレントディレクトリを変更するために、複数のコマンドを入力することもあります。
この設定を有効にすると、フォルダーを右クリックした際に表示されるショートカットメニューの項目に「コマンド ウィンドウをここで開く」が追加されます。「コマンド ウィンドウをここで開く」では、右クリックの対象となるフォルダーをカレントディレクトリとして、コマンドプロンプトまたは MS-DOS プロンプトを開くことができます。また Vista 以降の Windows (Vista, 7 など) では、[Shift] キーを押した場合に表示されていた [コマンド ウィンドウをここで開く] が、[Shift] キーを押さない場合にも表示されるようになります。「コマンド ウィンドウをここで開く」を利用すると、コマンドプロンプト起動後にカレントディレクトリを変更する手間を省略することができます。
スクリーンショット
参考までに、設定変更前と後のショートカットメニューは次のようになります。ただし Windows のバージョンや右クリックの対象となるファイルやフォルダーによってメニュー内容は異なります。
設定変更前
設定変更後
「コマンド ウィンドウをここで開く」の表示項目
この設定を有効にすると、主に次のような項目を右クリックした際に「コマンド ウィンドウをここで開く」がショートカットメニューに表示されるようになります。
- ディレクトリ
- ディレクトリへのショートカット
- デスクトップ (Windows Vista, 7 など)
- ドライブ
- 共有フォルダー (ネットワークドライブ)
- ドキュメント (マイドキュメント)
- スタートボタン
- スタートメニュー内のフォルダー
[Shift] キーによるショートカットメニューの拡張
Windows では [Shift] キーを押しながらフォルダーを右クリックすると、ショートカットメニューが拡張され次のような項目が追加されます。ただし Windows のバージョンや右クリックの対象となるフォルダーによって追加されるメニュー項目は異なります。
- 新しいプロセスで開く
- 現在実行されているエクスプローラー (explorer.exe) とは別のプロセスでエクスプローラーを起動する。エクスプローラーが正常に動作しなくなった場合でも、タスクバーやデスクトップ、別のプロセスで実行されたエクスプローラーにアクセスすることができる。経験的にフリーズ (ハングアップ)しやすい作業を行う際に有用な機能。主に Windows 7 で表示される。
- デフォルトでは Windows NT 系 (2000, XP, Vista, 7 など) のデスクトップ、タスクバー、およびエクスプローラーは 1 つのプロセスで実行される。そのためエクスプローラーがフリーズ (ハングアップ) すると、タスクバーやデスクトップ、ほかのエクスプローラーにアクセスできなくなる。
- コマンド ウィンドウをここで開く
- コマンドプロンプトを起動して対象フォルダーを現在のディレクトリ (カレントディレクトリ) に設定する。主に Windows Vista, 7 などで表示される。
- パスとしてコピー
- 対象フォルダーのフルパス (絶対パス) を、文字列としてクリップボードにコピーする。主に Windows Vista, 7 などで表示される。
書籍や Web などでよくWindows Vista や 7 では [Shift] キー + 右クリックで隠し機能が表示される
といった記述を見かけますが正確ではありません。[コマンド ウィンドウをここで開く] や [パスとしてコピー] などの項目が表示されるようになったのは Vista 以降の Windows (Vista, 7 など) ですが、[Shift] キーによるショートカットメニュー拡張の仕組みは Vista より前の Windows (98, Me, 2000, XP など) でも対応しています。
フォルダーの右クリック
[Shift] キー + フォルダーの右クリック
[Shift] キーによる「送る」メニューの拡張
Windows 7 では [Shift] キーを押しながらファイルやフォルダーを右クリックすると、ショートカットメニューの「送る」が拡張され [マイ ピクチャ] や [マイ ミュージック] などの特殊フォルダーに関する項目が追加されます。