※ このページは Windows 高速化ツール Win高速化 に搭載されている設定項目の解説文になります。この設定項目を利用するには Win高速化 のインストールが必要となります。
Windows のシャットダウン時にページングファイル (ページファイル) および休止ファイルを消去しない設定にします。シャットダウン時の処理からページファイルや休止ファイルの消去が省かれ、その分 Windows のシャットダウンに要する時間が短縮されます。
コンピューターでは使用中のプログラムやデータはハードディスクからメインメモリ (物理メモリ) に展開されて参照されます。データの転送速度がより高速なメインメモリに展開されることで高速なデータ処理が実現されます。物理メモリの容量が足りなくなると、仮想メモリと呼ばれるハードディスク上の特定の領域が使用されます。物理メモリ上の使用頻度の低いデータは仮想メモリに退避され、必要に応じて物理メモリに書き戻されます。
仮想メモリの実体はページングファイル (ページファイル、スワップファイル) と呼ばれるハードディスク上の特定のファイルです。ハードディスク上にある仮想メモリは物理メモリよりも低速になりますが、物理メモリ以上のメモリ容量を安価に実現することができます。
ページファイルと同じように物理メモリの内容が格納されるものとして休止ファイルがあります。休止ファイルは休止状態が有効となっている環境の場合に Windows によって作成されます。Windows が休止状態に移行する際に物理メモリの内容が休止ファイルに退避され、休止状態から復帰する際に物理メモリに書き戻されます。
ページファイルや休止ファイルにはコンピューター上で扱われる情報が格納されるため、利用するプログラムによってはパスワードなどの重要な情報が暗号化されないまま保存される危険性があります。ただしページファイルや休止ファイルに重要な情報が残っている可能性や、これらのファイルの中身を参照することのできる環境を考慮すると、セキュリティ上のリスクはそれほど高くないといえます。
NT 系の Windows (2000, XP, Vista, 7 など) では、セキュリティ強化のために Windows のシャットダウン時にページファイルおよび休止ファイルを消去する設定になっていることがあります。シャットダウン時にページファイルや休止ファイルを消去することで、これらのファイルに残された重要な情報が外部から参照されるリスクをなくします。一方シャットダウン時にページファイルや休止ファイルを消去する処理が追加されるため、Windows のシャットダウンに通常よりも時間がかかる場合があります。
この設定を有効にすると、Windows のシャットダウン時にページファイルおよび休止ファイルを消去しない設定に変更されます。シャットダウン時の処理からページファイルや休止ファイルの消去が省かれることで、これらのファイルの消去にかかっていた時間が不要となり、その分 Windows のシャットダウンに要する時間が短縮されます。
※ シャットダウン時のページファイルや休止ファイルの消去は、技術的にはファイルのデータをゼロ値で上書きすることで消去されます。そのためハードディスクへの書き込みが発生し、通常のファイル削除より時間がかかります。ページファイルや休止ファイルの消去にかかる時間は、ファイルサイズやコンピューターの性能によって異なります。
※ ページファイルのサイズは、コンピューターに搭載されている物理メモリのサイズにもよりますが、標準では物理メモリのおよそ1倍 〜 3倍のサイズとなります。また休止ファイルのサイズは物理メモリのサイズとほぼ同じとなります。
※ Windows の初期状態 (デフォルト) ではこの設定は有効となっています。
[仮想メモリ] ダイアログではページングファイルのサイズをドライブごとに指定することができます。ページングファイルを作成しないように設定することもできます。




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