※ このページは Windows 高速化ツール Win高速化 に搭載されている設定項目の解説文になります。この設定項目を利用するには Win高速化 のインストールが必要となります。
すべての種類のドライブの自動再生機能を無効にします。CD/DVD や USB メモリ、SD カードなどのメディアを挿入した際や、MP3 プレーヤーやデジタルカメラなどのデバイスを接続した際に特定のプログラムが自動的に実行されなくなります。またドライブのダブルクリックやショートカットメニューから自動再生が実行されないようになります。
Windows には自動再生 (AutoPlay) と呼ばれる機能が搭載されています。自動再生機能ではドライブにメディアを挿入すると同時にドライブの読み込みが開始され、自動的に次のいずれかの処理が実行されます。
自動再生はメディアの利便性を向上させる機能です。たとえば自動再生機能によって次のような動作が実現されます。
メディアを利用する上で自動再生は大変便利な機能ですが、メディア挿入時に自動的に処理が開始されるため、状況によっては逆に使い勝手が悪くなることもあります。自動再生が望ましくない状況として、たとえば次のような場合が考えられます。
この設定を有効にすると、すべての種類のドライブでの自動再生機能が無効になります。メディア挿入時やデバイス接続時に自動的に実行される自動再生や、ドライブのダブルクリックやショートカットメニューから手動で実行される自動再生が無効となります。
メディア挿入時に特定のプログラムを自動的に起動する仕組みを自動実行 (AutoRun) と呼びます。自動実行機能で起動されるプログラムはメディアのルートディレクトリに配置された autorun.inf ファイルによって指定されます。autorun.inf ファイルでは次のような項目を定義することができます。
※ Vista 以降の Windows (Vista, 7 など) では autorun.inf ファイルで指定されたプログラムは直接実行されずに自動再生ダイアログが表示されます。このとき autorun.inf ファイルで指定されたプログラムを実行する動作が、自動再生ダイアログの選択項目として追加されます。
主に自動実行機能はインストールディスクのセットアッププログラム (インストーラー) を起動するために使われます。たとえば Windows XP 環境で Windows XP のインストールディスクを挿入すると自動的に次のプログラムが起動します。
自動実行機能は次のような操作によって任意のタイミングで利用することができます。
自動再生 (AutoPlay) と自動実行 (AutoRun) はどちらもメディア挿入時に特定のプログラムを自動的に起動するための機能です。ただし自動再生と自動実行とでは自動的に起動するプログラムを特定する仕組みが異なります。自動再生機能では自動再生ダイアログやあらかじめ設定された既定の動作によって、自動実行機能ではメディアに格納された autorun.inf ファイルによって起動するプログラムが特定されます。
ドライブにメディアを挿入すると、実行する動作を選択するために自動再生ダイアログが表示されます。自動再生ダイアログではメディアの種類や現在のコンピューター環境に応じて選択できる動作が異なります。たとえば Windows Vista 環境で音楽 CD を挿入すると次のようなダイアログが表示されます。

メディアが挿入されるとメディアの種類 (コンテンツの種類) を判定するためにメディアの中身がスキャンされ、ピクチャ、ビデオファイル、オーディオファイルなどのコンテンツの有無がチェックされます。スキャン中は自動再生ダイアログが表示され、スキャンの進捗状況が表示されます。メディアに多数のファイルが含まれている場合やフォルダー階層が深い場合、ドライブの転送速度が遅い場合などはスキャンに一定の時間を要します。スキャンに時間がかかる場合スキャン中は自動再生ダイアログが表示された状態となります。
あらかじめメディアの種類に応じた既定の動作が設定されている場合、設定済みの既定の動作が直接実行されます。自動再生ダイアログは原則表示されませんが、メディアのスキャンはスキップされないため、スキャン中は自動再生ダイアログが表示されることになります (詳細)。
自動再生機能ではメディアの種類に応じて自動的に実行される既定の動作を設定することができます。既定の動作が設定されている場合、メディアを挿入すると自動再生ダイアログで動作を選択することなく既定の動作が直接実行されます。
既定の動作はコントロールパネルまたはドライブのプロパティから設定します。また自動再生ダイアログの [? に対しては常に次の動作を行う] / [常に選択した動作を行う。] チェックボックスから設定することもできます。
既定の動作が設定されているかどうかや設定済みの既定の動作の内容に関わらず、メディアを挿入するとメディアの種類 (コンテンツの種類) を判定するために必ずメディアのスキャンが実行されます。そのため既定の動作が設定されている場合は、スキャン中は自動再生ダイアログが表示され、スキャンが完了すると自動的にダイアログが閉じ、それから既定の動作が実行されることになります。これは既定の動作が「何もしない」と設定されている場合であっても同様です。メディアのスキャン (スキャン中の自動再生ダイアログの表示) を実行しないようにするには、この設定を有効にして自動再生を無効にする必要があります。

[Shift] キーを押し続けながらメディアを挿入すると自動再生機能が次のように制限されます。
※ 右 [Shift] キーを 8 秒間押し続けるとフィルター キー機能が有効となる場合があります。特に理由がない場合は左 [Shift] キーの利用を推奨します。
近年の USB メモリの普及に伴い USB メモリ経由で感染するコンピューターウイルスが流行しています。これらのウイルスは自動実行 (AutoRun) の仕組みを悪用しているため、USB メモリの中身を開こうとすると、状況によっては USB メモリを差し込むだけでウイルスに感染してしまいます。
自動再生によって悪意のあるプログラムが実行されないようにするため、次のような対策を心がけてください。
特定の更新プログラムが適用されていない環境ではこの設定を有効にしても、ドライブのダブルクリックやショートカットメニューから実行される自動再生は無効となりません。自動実行 (AutoRun) を完全に無効にするか、ドライブは常に右クリックして [開く] から開くように注意してください。
Web などで見かけるUSB メモリは自動実行 (autorun.inf) に対応していない
やUSB メモリを差し込んだだけでは感染しない
などといった記述は多くの場合誤りです。たとえば USB メモリ内に autorun.inf ファイルがある場合、不用意にドライブをダブルクリックするだけで悪意のあるプログラムが起動されるおそれがあります。また次のような環境では USB メモリを差し込むだけでウイルスに感染する可能性があります。
多くの環境で USB メモリを差し込んだだけではウイルスに感染しにくいのは事実ですが、セキュリティ的なリスクがある以上「感染しにくい」を「感染しない」とまで言い切ることは危険です。
サポート技術情報 967715 またはサポート技術情報 971029 で提供される更新プログラムが適用されていない場合、この設定を有効にしても自動実行 (AutoRun) は完全には無効となりません。メディア挿入時およびデバイス接続時の自動再生は行われませんが、次のようなユーザー操作によって手動で実行される自動再生は無効となりません。
自動実行 (AutoRun) を悪用するウイルス対策 (詳細) などのため自動実行 (AutoRun) を完全に無効とする場合は、サポート技術情報 967715 またはサポート技術情報 971029 で提供される更新プログラムを適用する必要があります。
自動実行 (AutoRun) を完全に無効にすると次のような変更が適用されます。
Windows 95 から搭載されている自動再生機能は Windows の新バージョンがリリースされるたびに機能が強化されてきました。主要な Windows における各バージョン間の仕様の違いをまとめると次のようになります。
参考までに、自動再生機能が対応する主要なメディアは次のとおりです。
※ 一般的にフロッピーディスクの挿入はコンピューターに通知されません。そのためフロッピーディスクを挿入したタイミングでは自動再生されません。フロッピーディスクの自動再生を利用するには、フロッピーディスクドライブのダブルクリックやショートカットメニューの [自動再生を開く] / [自動再生] を選択します。
参考までに、Windows Vista の自動再生機能で定義されている主なメディアの種類は次のとおりです。
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