• デスクトップテーマを無効にして視覚スタイルを解除する

    設定項目名
    デスクトップテーマを無効にして視覚スタイルを解除する
    カテゴリ
    システム
    対応プラットフォーム
    Windows XP, Vista, 7, Server 2003 (R2), Server 2008, Server 2008 R2
    搭載バージョン
    Win高速化 version 1.0
    設定不可となる条件
    Themes サービスが実行されていない

    ※ このページは Windows 高速化ツール Win高速化 に搭載されている設定項目の解説文になります。この設定項目を利用するには Win高速化 のインストールが必要となります。

    概要

    デスクトップテーマを無効にして、ウィンドウやボタンなどに適用されている視覚スタイルを解除します。Vista 以降の Windows (Vista, 7 など) では Windows Aero が無効化されます。

    詳細

    XP 以降の Windows (XP, Vista, 7 など) ではデスクトップテーマを使用することでデスクトップの全体的な外観を簡単に設定することができます。デスクトップテーマでは次のような項目がテーマごとに定義されており、テーマを選択することで各項目を一括して変更することができます。

    Windows にはあらかじめいくつかのテーマが標準で利用可能となっており、Windows Aero テーマ (Windows Vista テーマ) や Windows XP テーマ (Luna)、Windows クラシックテーマなどが付属しています。またテーマで定義される個別の項目を変更して独自のテーマ (カスタムテーマ) を作成することもできます。

    デスクトップテーマで定義される設定項目の中で特にウィンドウやコントロールなどの外観に関する項目を Windows では視覚スタイルと呼びます。視覚スタイルはよりリッチなデザインを実現するために使用され、クラシックテーマを除くほとんどのテーマでは視覚スタイルが有効となっています。視覚スタイルは Visual スタイルや視覚テーマとも呼ばれ、一般的なアプリケーションではスキンと呼ばれる機能に相当します。

    視覚スタイルを有効にするとクラシックテーマなどの視覚スタイルを利用しない場合と比べて描画処理に一定の負担がかかります。特に Windows Aero が導入された Vista 以降の Windows (Vista, 7 など) では半透明効果や 3D グラフィックスによる効果を処理するため、コンピューターの性能によってはパフォーマンスの低下につながる場合があります。

    この設定を有効にすると、デスクトップテーマが無効となり、ウィンドウやボタンなどに適用されている視覚スタイルが解除されます。視覚スタイルを適用するために必要な描画処理の負担が軽減するため、パフォーマンスの向上につながる可能性があります。

    ※ Vista 以降の Windows (Vista, 7 など) ではデスクトップテーマを無効にすると Windows Aero が無効となり Windows Aero によって提供される Aero グラスや Windows フリップ 3D などの機能が利用できなくなります。詳細については「Windows Aero の無効化」を参照してください。またコンピューターのグラフィックス性能が十分に高い場合は Windows Aero を有効にしたほうがパフォーマンス向上につながります

    ※ 視覚スタイルが解除されるとデスクトップの全体的な外観が変更されます。たとえば Windows Vista テーマでこの設定を有効にした場合は次のような画面に変更されます。

    デスクトップテーマを無効にした画面 (Windows Vista)

    ※ この設定を有効にしてもウィンドウやコントロールなどの配色やサイズは変更されません。そのためクラシックテーマやパフォーマンスオプションから視覚スタイルを無効にした場合とは異なるデザインに変更されます。

    Windows Aero の無効化

    デスクトップテーマを無効にして Windows Aero を無効化すると Windows Aero によって提供される機能は利用できなくなります。たとえば次のような機能を利用することができません。

    Aero グラス
    ウィンドウなどに適用されるガラスのような半透明効果。透明感のある表示でウィンドウの背景が透けて見える。
    ライブタスクバーサムネイル
    タスクバーボタンにマウスポイントした際に表示されるサムネイル。現在開いているウィンドウ (最小化ウィンドウ含む) のプレビュー画像が表示される。
    Windows フリップと Windows フリップ 3D
    アクティブウィンドウの切り替え機能。ウィンドウの内容がサムネイルとして表示されるため目的のウィンドウを簡単に特定できる。Windows フリップは Alt + Tab キーによる従来のウィンドウ切り替え機能を拡張したもので、Windows フリップ 3D はすべてのウィンドウを 3D 形式で表示したもの。詳細は「Windows フリップとフリップ 3D」を参照。

    Windows Aero については以下のページを参照してください。

    ※ Windows Vista ではファイルアイコンのかわりにファイル内容のサムネイルを表示するライブアイコンと呼ばれる機能が導入されました。Web などで Windows Aero によってライブアイコンが導入されたといった記述を見かけますが誤りです。ライブアイコンは Windows Vista で導入されましたが Windows Aero によって提供される機能ではありません。そのため Windows Aero が無効となっている環境でもライブアイコン機能を利用することができます。

    デスクトップテーマの無効化によって変更される設定

    この設定を有効にしてデスクトップテーマを無効にすると次のような設定項目が変更されます。

    Windows 7

    パフォーマンスオプション
    • [ウィンドウとボタンに視覚スタイルを使用する] がチェックされない
    • [デスクトップコンポジションを有効にする] がチェックされない
    • [透明感を有効にする] が表示されない
    個人設定
    • [未保存のテーマ] が選択される
    • [ウィンドウの色] が [Windows クラシック] に変更される

    Windows Vista, Server 2008

    パフォーマンスオプション
    • [ウィンドウとボタンに視覚スタイルを使用する] がチェックされない
    • [デスクトップコンポジションを有効にする] がチェックされない
    • [透明感を有効にする] が表示されない
    個人設定
    • [ウィンドウの色とデザイン] を開くと [デザインの設定] ダイアログが表示される
    • [ウィンドウの色とデザイン] – [デザインの設定] – [Windows スタンダード] が選択される
    • [テーマ] – [テーマの設定] – [変更されたテーマ] が選択される

    Windows XP, Server 2003

    パフォーマンスオプション
    • [ウィンドウとボタンに視覚スタイルを使用する] がチェックされない
    画面のプロパティ
    • [テーマ] タブ – [変更されたテーマ] が選択される
    • [デザイン] タブ – [ウィンドウとボタン] で [Windows クラシック スタイル] が選択される
    • [デザイン] タブ – [配色] で [Windows スタンダード] が選択される

    スクリーンショット

    参考までに、Windows に付属しているデスクトップテーマやパフォーマンスオプションから視覚スタイルを無効にした場合の画面を紹介します。

    Windows Vista テーマ (Windows Aero)

    Windows Vista (Ultimate, Enterprise, Business, Home Premium) の標準のテーマです。Windows Aero によって提供されるすべての機能が利用できます。

    Windows Vista テーマ (Windows Aero)

    Windows Vista Home Basic では Windows Vista テーマが付属されず Windows Vista スタンダードテーマが標準のテーマとなります。Windows Aero によって提供される Aero グラスや Windows フリップ (3D) などの機能は利用することができません。

    ※ Windows Aero テーマを利用するには Themes サービスが実行中である必要があります。Windows Server 2008 (R2) にはデフォルトで Themes サービスがインストールされていないため、以下の作業が必要となります。

    Windows クラシックテーマ

    従来の Windows (Windows 2000) と同等の外観と操作性を実現するテーマです。視覚スタイルや Windows Aero は無効となります。

    Windows クラシックテーマ (Windows Vista)

    Windows XP テーマ (Luna)

    Windows XP の標準のテーマです。配色を青、オリーブグリーン、シルバーから選択できます。その開発コードから Luna と呼ばれることもあります。XP, Server 2003 以外の Windows には付属されません。

    Windows XP テーマ (Luna)

    ※ Windows XP テーマを利用するには Themes サービスが実行中である必要があります。Windows Server 2003 ではデフォルトで Themes サービスが起動していないため、サービス管理コンソール (services.msc) を使用して Themes サービスを開始する (スタートアップの種類を「自動」に設定する) 必要があります。

    パフォーマンスオプション – 視覚スタイルの無効化

    パフォーマンスオプションの「ウィンドウとボタンに視覚スタイルを使用する」のチェックをはずした場合の画面です。Windows クラシックテーマとよく似たデザインになりますがタイトルバーの色などの設定が若干異なります。

    パフォーマンスオプションから視覚スタイルを無効にした画面 (Windows Vista)

    ※ Vista 以降の Windows (Vista, 7 など) では、パフォーマンスオプションの「ウィンドウとボタンに視覚スタイルを使用する」のチェックをはずすと、「デスクトップコンポジションを有効にする」と「透明感を有効にする」のチェックもはずれます。そのため Windows Aero が無効となり Windows Aero によって提供される Aero グラスや Windows フリップ (3D) などの機能は利用できなくなります。

    デスクトップテーマの設定

    デスクトップテーマを変更する設定方法は Windows のバージョンによって次のように異なります。

    個人設定 (Windows 7)

    個人設定 (Windows 7)

    個人設定 – テーマ – [テーマの設定] ウィンドウ (Windows Vista, Server 2008)

    個人設定 - テーマ - [テーマの設定] ウィンドウ (Windows Vista)

    画面のプロパティ – [テーマ] タブ (Windows XP, Server 2003)

    画面のプロパティ - [テーマ] タブ (Windows XP)

    デスクトップテーマ (Windows 2000)

    デスクトップテーマは一般的には XP 以降の Windows (XP, Vista, 7 など) で導入された機能とされていますが、Windows 2000 でも themes.exe を直接実行することでデスクトップテーマの構成ツールを呼び出すことができます。詳細はデスクトップの外観 (デスクトップ テーマ) を変更するにはを参照してください。

    デスクトップテーマ (Windows 2000)

    参考リンク

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