Operation: 操作方法

Win高速化 PC+ の画面や操作方法について説明します。

メイン画面

Win高速化 PC+ を起動すると次のようなメイン画面が表示されます。

メイン画面

メイン画面はタイトルバー (上部) 、メニューバー (左側)、設定部 (右側) から構成されています。

メニューバーには次のようなボタンが配置されています。

メニューバー

メニューバー

システムボタン 主にシステムやハードウェアに関する高速化項目を表示します。
デスクトップボタン 主にデスクトップやスタートメニューに関する高速化項目を表示します。
エクスプローラボタン 主にエクスプローラやフォルダに関する高速化項目を表示します。
起動・終了ボタン 主にパソコンの起動や終了に関する高速化項目を表示します。
その他ボタン 上の分類に当てはまらない高速化項目を表示します。
不要サービスボタン お使いのパソコンで提供中の、全サービスを表示します。
ユーティリティボタン 主にパソコンを使う上で、便利で役立つソフトに関する項目を表示します。
パソコン情報ボタン お使いのパソコンに関するさまざまな情報を表示します。
保存と復元ボタン お使いのパソコンの状態を保存することで、以前の状態に戻すことができます。
環境設定ボタン ソフトに関する様々な設定を行います。
ヘルプを見るボタン ソフトの紹介や説明が書かれたヘルプを起動します。画像を用いた分かりやすいビジュアルヘルプです。
終了するボタン 「Win高速化 PC+」を終了します。

タイトルバー

タイトルバーでは、タイトルバーのドラッグによってウィンドウ移動が可能です。またタイトルバーをダブルクリックするとコンパクト表示に切り替わります。

タイトルバー

タイトルバーには次のようなボタンが配置されています。

終了ボタン
「Win高速化 PC+」を終了します。メニューバーの「終了する」ボタンと同じ働きをします。
最小化ボタン
「Win高速化 PC+」を最小化します。最小化されたソフトはタスクバーに収納されます。
タスクトレイボタン
「Win高速化 PC+」をタスクトレイに収納します。タスクトレイに表示されるアイコンをクリックすると、元の大きさに戻ります。
コンパクトボタン
「Win高速化 PC+」をコンパクト表示します。コンパクト表示されたウィンドウもドラッグ移動が可能です。
最前面ボタン
「Win高速化 PC+」を常に手前に表示します。ほかのプログラムと重なっても隠れないようになります。
パフォーマンスボタン
パフォーマンス情報を表示します。パソコンの CPU 使用率やメモリ使用率などが表示されます。

設定部

設定部では、主に高速化したい項目を選択して高速化を実行します。

設定部

設定部には次のようなコントロールが配置されています。

タブメニュー
タブをクリックすると分類された高速化項目を表示します。
タブメニュー
チェックリストボックス
高速化したい項目をチェックします。高速化しない項目はそのままにしておきます。元の設定に戻す場合はチェックをはずします。
チェックリストボックス
高速化設定ボタン
チェックされた項目を高速化します。いったん高速化した項目のうち、チェックをはずした項目があれば元の設定に戻します。
高速化設定ボタン
高速化が見込める項目
「Win高速化 PC+」で高速化できる項目のうち、高速化が見込める項目数を表示します。
高速化が見込める項目
詳しい解説
チェックリストボックスで選択された項目の詳しい解説を表示します。
詳しい解説
ポップアップ検索
解説文中の用語を調べることができます。文字列を範囲選択して右クリックし、表示されるメニューから検索先のサイトを選択します。
ポップアップ検索
初期表示ボタン
[詳しい解説] の内容を初期状態に戻します。[詳しい解説] に関する説明が表示されます。
初期表示ボタン
補足情報ボタン
選択項目に関する補足情報ページを表示します。(v1.9 では [ユーティリティ] (3), (5) と [不要サービス] で表示されます)
補足情報ボタン
情報画面
高速化設定の完了を通知する画面です。一部の設定を有効にするには Windows の再起動が必要となります。
情報画面

終了方法

「Win高速化 PC+」を終了するには、以下のいずれかの操作を行います。

終了するボタン
メニューバーの [終了する] ボタンをクリックします。
終了ボタン
タイトルバーの [×] ボタンをクリックします。[×] ボタンはコンパクトモードでも表示されます。
[Esc] キー
メイン画面を選択した状態でキーボードの [Esc] キーを押します。

その他の画面

「Win高速化 PC+」にはメイン画面以外に次のような画面があります。

保存と復元
お使いのパソコンの状態を保存することで、必要に応じてパソコンの設定を以前の状態に戻すことができます。
保存と復元
環境設定
「Win高速化 PC+」に関する様々な設定を行います。
環境設定
バージョン情報
ソフトのホームページや質問フォームに移動することができます。
バージョン情報
コンパクトモード
コンパクト表示された「Win高速化 PC+」です。
コンパクトモード
パフォーマンス情報
パソコンの CPU 使用率やメモリ使用率などパフォーマンスに関する情報が表示されます。
パフォーマンス情報

ショートカットキー

「Win高速化 PC+」では、以下のショートカットキーが定義されています。

[Tab] キー、矢印キー (↑→↓←)
コントロール間を移動します。
[Alt] キー
メニューバーにフォーカスが移動します。
[Esc] キー
「Win高速化 PC+」を終了します。
[Space] キー
チェックボックスのチェック状態を切り替えます。音声対応機能が有効な場合は、チェック状態が音声で読み上げられます。
[F1] キー
「Win高速化 PC+」のヘルプを起動します。
[F2] キー
[高速化設定] を実行します。
[F3] キー
音声対応機能が有効な場合は、「Win高速化 PC+」の概要を音声で説明します。
[F4] キー
音声対応機能が有効な場合は、選択されている高速化項目の解説文を音声で読み上げます。
[F5] キー
音声対応機能が有効な場合は、「Win高速化 PC+」の操作方法を音声で説明します。
[F6] キー
音声対応機能を有効にします。

音声対応

「Win高速化 PC+」に搭載されている音声対応機能について説明します。

機能の概要

「Win高速化 PC+」の初回起動時に、音声対応機能を有効にするために [F6] キーを押すよう音声で案内されます。ここで [F6] キーを押さない場合、自動的に音声対応機能は無効となります。音声対応機能が有効の場合、起動してから 3 秒後に「Win高速化 PC+」の操作方法が音声で説明されます。行いたい操作に該当するキー入力を行うことで、「Win高速化 PC+」をキーボードのみで操作することができます。コントロール移動時には、選択しているコントロールが読み上げられるため、現在のフォーカス位置を知ることができます。

※ [環境設定] 画面で音声対応機能の有効/無効を切り替えることができます。

利用上の注意

「Win高速化 PC+」の音声対応機能を利用するには、スクリーンリーダを起動してクリップボード読み上げ機能を有効にしておく必要があります。また現時点ではヘルプや ReadMe ファイルなどの音声読み上げへの対応は不十分となっています。

音声対応機能搭載の背景

「Win高速化 PC+」を音声化して欲しいという利用者からのメールをきっかけに、アプリケーションの音声対応について調べたところ、目の不自由な方のパソコン環境および「Win高速化 PC+」は、次のような状況にあることが分かりました。

  • 目の不自由な方は、スクリーンリーダ (画面読み上げソフト) を用いて、パソコンを利用している
  • パソコン使用中は、スクリーンリーダを常駐させる必要があるため、常にパソコンに負担がかかっている
  • スクリーンリーダは新しい技術に未対応であることが多く、比較的性能の低い古いパソコンを使わざるをえない
  • 「Win高速化 PC+」のような、パソコンの負担を軽減するソフトは、スクリーンリーダの利用者に効果的である
  • 当時の「Win高速化 PC+」は、スクリーンリーダ (画面読み上げソフト) では非常に使いにくいソフトである
  • 当時の「Win高速化 PC+」を、キーボードのみで操作するのは困難である

ソフトウェア開発の立場から音声対応方法を述べた資料は非常に少なく、大変苦労しましたが、上記の状況を少しでも改善するため、試験的に音声対応機能を「Win高速化 PC+」に搭載してみました。音声対応に関する知識や技術は大変未熟ですが、最低限の実用レベルは実現できたのではと思います。

スクリーンリーダ
利用者の操作やダイアログ内のメッセージなどを、音声で読み上げる画面読み上げソフト。代表的な市販ソフトとして 95ReaderPC-Talker, MM-Talker などがあげられる。

動作確認環境

「Win高速化 PC+」の音声対応機能は、以下の環境で動作確認しました。

PC-Talker XP 体験版
Windows XP 専用のスクリーンリーダ。30 日間の試用期限がある
ProTALKER 97 エンジン (PT97ENG.EXE/PT97VD07.EXE, 公開終了)
PC-Talker に必要な音声エンジンモジュールと最小構成辞書
ProTALKER ActiveX コントロール (PTOCX.EXE, 公開終了)
ProTALKER の合成エンジンを利用するために必要な ActiveX コントロール