Windows Tips - パソコン How-to - 検索の仕方

掲示板などで「○○がわかりません。初心者なので教えてください。」というような書き込みに対して、「○○で検索すれば見つかります。もう少し自分で調べたら?」や「過去ログ検索した?その質問は既出です。」などと返答されているのをよく見かけます。これらの返答はもっともな意見なのですが、初心者にとっては検索で目的の情報を探し出す事が困難なのも事実です。

他人に答えを求める事は簡単ですが、それより自力で解決するほうがはるかに自分の力となります。ぜひ自分で情報を手に入れる事が出来るようになりましょう。

「検索」とは?

目的の情報を見つけ出す探し方の一つに「検索」という手段があります。検索のキーワードや条件を適切に選ぶ事で、目的の情報を正確かつすばやく入手することができます。

検索では、インターネット検索などの情報収集のほかに、ファイルやフォルダなどのデータ抽出も行うことができます。ファイル検索ではどこに保存したか忘れてしまった重要なファイルや、削除したい不要なデータなどを見つけ出す事が出来ます。情報の収集からファイル管理まで、幅広く役立つ検索の基本をおさえておきましょう。

※ このページでは主にファイル検索について説明しています。ファイル検索の仕方を覚えれば、インターネット検索にも応用できるでしょう。

「検索」を起動する

検索をすばやく行う事が出来れば、情報がほしい時に、すぐに手に入れる事が出来、スムーズな操作を助けます。

  1. [Win]キー + Fキー
  2. [F3]キー・・・フォルダを開いている時
  3. メニューから「検索」をクリック・・・フォルダを開いている時

※ [2]と[3]では、「検索」ウィンドウの「探す場所」欄が、開いているフォルダ名になっています。

検索オプションを利用する

「検索」オプションを利用すると、検索対象を絞り込むことができます。

日付
修正・作成・最後にアクセスされたファイルを、「過去」何ヶ月間、「過去」何日間、「日付指定」で指定した期間の中から検索する
種類
検索対象を、フォルダ/Adobe Acrobat 文書/テキスト文章/JPEGイメージなどの中から検索する
サイズ
検索対象のファイルサイズを、最高または最低、何KBといった指定が出来る
詳細オプション
サブフォルダも検索するか、検索する単語の大文字と小文字を区別するか、を指定する

ワイルドカードを活用する

検索にかける単語に、「?」や「*」などの文字を組み合わせると、より柔軟な検索が出来ます。

※ 「?」や「*」は、ワイルドカードといい、「?」は分からない一文字を、「*」は分からない任意の長さの文字列をあらわします。

ワイルドカードを用いた検索例

検索対象

  1. who's_room.txt
  2. whoの勉強部屋.htm
  3. ふぅの部屋(原稿).doc
  4. will_report.html
  5. willの部屋β.htm
  6. 新who's_room.doc
検索文字列 指定される条件 検索結果
who 名前にwhoを含むファイル/フォルダ。拡張子も含まれる。 1, 2, 6
?who 名前の2文字目以降にwhoを含むファイル/フォルダ 6
who* will* 名前のはじめがwhoまたはroomのファイル/フォルダ 1, 2, 4, 5
*部屋* 名前の途中に部屋が含まれるファイル/フォルダ 2, 3, 5
*部屋 名前の最後が部屋のファイル/フォルダ。拡張子は含まない。 2, 5
*部屋? 名前の最後から2番目までに部屋を含むファイル/フォルダ。拡張子は含まない。 5
???部屋* 名前の4文字目が部屋のファイル/フォルダ 3
*.htm 拡張子がhtmのファイル 2, 5