Windows Tips - パソコン How-to - エクスプローラの使い方

パソコンの操作で、エクスプローラの使用は欠かせません。エクスプローラの使い勝手がもっとよくなったら、日々の快適さは大幅に改善するはずです。また、エクスプローラでは、いろいろな表示方法や、操作方法があります。そこで、エクスプローラの設定について、少し説明しておきたいと思います。

ファイルの表示形式を選択する

  1. 「マイコンピュータ」を開く
  2. 「表示」メニューから、「大きいアイコン」・「小さいアイコン」・「一覧」・「詳細表示」・「縮小表示」の中から、好みの形式を選ぶ

※ 詳細では、ファイルやフォルダの「名前」・「サイズ」・「種類」・「更新日時」が表示され、それぞれの項目をクリックするだけで、項目順に昇順や降順で並べ替える>事が出来ます。また、これらの項目はドラッグ&ドロップで列順を変えたり、項目同士の境目にマウスを持っていき、マウスポインタの形が変わったら、左クリックをしたまま左右に動かす事で、列幅を調節したりする事が出来ます。境目で、ダブルクリックすると項目の列幅を自動調節します。

※ 縮小表示では、画像ファイルやhtmlファイルなどの内容が一目でわかり、画像ファイルの管理などに役立ちます。

フォルダオプションを設定する

エクスプローラの設定によっては、ファイル選択をするつもりが、シングルクリックでファイルが開いてしまったり、フォルダを開くたびに、新しいウィンドウが開いてしまい、閉じるのが面倒だったり、と余分な操作が増えてしまう事があります。OSのバージョンアップをした方は、以前のバージョンのエクスプローラのほうが使いやすいかもしれません。それに、以前のスタイルに戻したり、設定する項目によっては、パソコンのパフォーマンスがアップする事もあります。

  1. 「マイコンピュータ」→「ツール」→「フォルダオプション」をクリック
  2. 「全般」タブで、「Active Desktop」→「従来の Windows デスクトップを使う」をチェックする
  3. 「Web の表示」→「従来の Windows デスクトップを使う」をチェックする
  4. 「フォルダの参照」→「別のフォルダを開くときに新しいウィンドウを作らない」をチェックする
  5. 「クリック方法」→「シングルクリックで選択し、ダブルクリックで開く」をチェックする

※ [2]・[3]・[5]の設定を行うと、パソコンのパフォーマンスがアップします。

※ [3]で、「フォルダで Web コンテンツを使う」にチェックすると、ウィンドウ左側に関連情報が表示されるようになります。

フォルダやファイルのパスをよく調べる人は、次の設定をしておくと便利です。

  1. 「表示」タブをクリックする
  2. 「アドレス バーにファイルのパスを表示する」をチェックする
  3. 「タイトルバーにフォルダのパスを表示する」をチェックする

便利化とは関係ありませんが、ついでですので、次の設定も確認しておきましょう。

  1. 「コントロールパネルのオプションとフォルダの内容をすべて表示する」
  2. 「デスクトップにマイ ドキュメントを表示する」
  3. 「フォルダとデスクトップの項目の説明をポップアップで表示する」
  4. 「各フォルダの表示設定を保存する」

これらの設定を変更した後、すべてのフォルダを同じ設定にしたい場合は、「表示」タブ→「フォルダの表示」→「現在のフォルダ設定を使用」をクリックしてください。

メニューをカスタマイズする

  1. 「マイコンピュータ」を開き、メニューの何もないところを右クリックする
  2. 「標準のボタン」・「アドレスバー」・「リンク」の中から、不要な項目のチェック外す

    ※ リンクによく使うお気に入りだけ、入れておくとすぐにホームページに飛べて便利です。

  3. それぞれのツールバーの場所を変えたくない場合は、「ツールバーを固定する」をチェックする
  4. 「ユーザー設定」をクリック→メニューボタンの追加と削除・ボタン名の表示・アイコンの大きさを設定する

エクスプローラを起動する

エクスプローラを起動するのに、いちいち「スタート」→「プログラム」・・・などとするより、次の方法で起動したほうが便利です。

  • 「マイコンピュータ」・「マイドキュメント」など、適当なフォルダを開き、メニューから「フォルダ」ボタンをクリック
  • [Winキー]+E

ショートカットを作成しておくのもいいでしょう。

  1. デスクトップの何も無い所で右クリック→「新規作成」→「ショートカット」を選ぶ
  2. 「コマンドライン」欄に「explorer /e, \windows」と入力して、「次へ」をクリック

    ※ \windowsには、エクスプローラ起動時に表示するフォルダのパスを指定します。ここでは「Windows」フォルダを指定。

  3. 「完了」をクリック
  4. 作成されたショートカットを開けば、エクスプローラが起動されます

エクスプローラでファイル管理をする

左側に表示されるフォルダウィンドウ内で、フォルダを右クリックしてエクスプローラを選ぶと、複数エクスプローラを起動する事が出来ます。二つのエクスプローラ間でやりとりすれば、ファイル管理はより便利になるでしょう。同じハードディスクでの、ファイルのドラッグ&ドロップは移動、異なるハードディスク同士でのドラッグ&ドロップはコピーになるので注意。

その他にも、キーボードでのショートカットキーを覚えておくと、さらに便利化するでしょう。

テンキー
  • [*]キー・・・選択フォルダのツリー(階層)をすべて展開する
  • [+]キー・・・選択フォルダのツリー(階層)をひとつ展開する
  • [-]キー・・・選択フォルダのツリー(階層)を折りたたむ
その他のキー
  • [Back space]キー・・・1つ上の階層フォルダに移動する
  • [Tab]キー・・・「アドレスバー」→「左ウィンドウ」の「閉じる」ボタン→「左ウインドウ」→「右ウインドウ」の順に選択が移動する
  • [→]キー・・・選択フォルダのツリー(階層)をひとつ展開する。続けて押すと、1つ下の階層フォルダに移動する
  • [←]キー・・・選択フォルダのツリー(階層)を折りたたむ。続けて押すと、1つ上の階層フォルダに移動する
  • [↑]・[↓]キー・・・展開されて表示されているフォルダを上下に移動する
組み合わせキー
  • [Ctrl] + [矢印]キー・・・選択ウインドウをスクロールする
  • [Shift] + [F10]キー・・・右クリック時に表示される、サブメニューを表示する
  • [Alt] + [Space]キー・・・タイトルバークリック時に表示される、サブメニューを表示する
  • [Alt] + [Enter]キー・・・選択フォルダのプロパティを表示する