- パソコンメーカは、インストールを簡単にする努力を本当にしているのか?
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パソコンは、どのように使うかがユーザに委ねられている商品です。ありあわせのソフトをインストールした商品を提供するなど、メーカがいくら努力したところで、ユーザがそれ以上の何かをしようとすると、どこかで食い違いが生じてくるものです。
パソコンの利用方法は人によって、さまざまです。「自分のことは自分でやる」がパソコンの基本です。ユーザは、自分で用途を決めて、自分自身でそれにあわせた導入作業を行うものです。
- 「新製品はしばらく様子を見てから買おう」という記事を、パソコン誌でよく見ます。でも、しばらくすると、また新製品が出て迷ってしまいます。
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複雑・多機能なソフトウェアは、それだけ不具合を持ったまま出荷されることが多く、新製品のリスクは大きいといえます。新しさと安定性の両立は、現在のハイスピード名ソフトウェアの開発ペースでは難しいものがあるでしょう。雑誌の紹介記事などで、ある程度確かな情報を収集したら、思い切って一度買ってみるのがいいでしょう。
- ソフトウェアのマニュアルってたくさんあるけど、どう読むのが効果的?
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マニュアル本は、大きく分けて、用語や機能を列挙したリファレンスと、代表的な操作例で解説するチュートリアルの2種類に大別されます。
まずはチュートリアルでソフトウェアの操作を練習し、分からない部分やさらに知りない部分をリファレンスで調べるといいでしょう。はじめから全部を覚えようとするやり方は無理があるしょう。
- ソフトのマニュアルって、どうしてあんなに読みにくいんですか?
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ソフトウェアの開発は短期間で行われるため、マニュアルは、機能の羅列や制限事項など、むしろ仕様書(ソフトを作る上での設計図)のようになりがちです。もとが英語版というソフトであればなおさらでしょう。英語版の数ヵ月後に日本語版が出るという現在の開発ペースは、相当無理があるといえるでしょう。
ソフトの使いこなしという面では、開発者よりも実際に使い込んでいる人のほうが優れている場合が多く、そうした人たちが出版する書籍のほうが、より実践的に覚えられます。この状況はしばらく続きそうです。
- ソフトのパッケージを開封しただけで契約が成立するって本当?
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日本におけるソフトの「複製」や「使用権」の考え方など、未解決な問題は多いです。
とはいえ、契約というものを法的に考えた場合、開封しただけで契約が成立したと考えることは難しいでしょう。
しかし、ユーザが契約内容に納得してソフトを使用したあとは、よほど社会的に問題のある契約内容でない限りは、適用されると考えていいでしょう。
- 紙のマニュアルが欲しいのですが?
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紙媒体でのマニュアルは製作コストと時間がかかるため、パソコンのソフトは、操作説明をヘルプファイル主体にして、紙のマニュアルはインストール方法だけを解説、というものが多くなってきました。より実践的な活用方法の解説は、ソフトが販売されてしばらくしてから販売されるムック本に頼っているのが現状です。ムック本のほうが、カラーで画像が掲載され、操作方法も丁寧に書かれていて、やりたいこと別に書かれているので、おすすめです。
- パソコン関連の本が多すぎて、何をどう探していいのかわからない。
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まずはじめに、自分が使用している機種、OS、ソフトなどの名称やバージョンを確認し、それに見合った分野のものを選ぶようにしましょう。
入門用・初心者用の書籍の多くは、図や画像がふんだんに用いられていて、引き出し線や吹き出しなどで画面の各部を丁寧に説明しています。ページをざっと見て、じっくり読まなくてもおおむね内容を理解できそうな雰囲気のものを選ぶといいでしょう。
- ソフトはコピーして使えるのが便利なのに、なぜコピーして使ってはいけないのですか?
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ソフトには著作権が認められています。本やビデオと同じように勝手にコピーすることは許されないのです。
優れたソフトを開発した人はそれによって利益を得られるような仕組みができていないと、新しい魅力あるソフトの開発がとどこってしまいます。シェアウェアに料金を払うのは当然のマナーだし、フリーウェアも作者が著作権を放棄していないものが多い。
- パソコンの質問をしたくても、何がわからないのか分からないのですが
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初心者向けの書籍を何度か読んでいくうちに、パソコンの仕組みを覚えるようになります。しばらくすれば、自分がつまづいている部分が何であるのかがわかってくるでしょう。
- 相談するのに、パソコンの機種名ってそんなに大事ですか?
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パソコンのトラブルの原因は、特定することが非常に難しいのです。パソコンの機種や仕様、使用ソフトウェアなどは、トラブルの原因を少しでも絞り込むための、非常に貴重な情報となります。同じ機種で同じような現象がおきているユーザがいる場合は、原因を特定しやすくなりますし、機種名が分かれば、パソコンのスペックなども分かります。
もちろん、これらの情報がすべて明記されていても、トラブルの原因が必ずしもはっきりするわけではありません。しかし、トラブルが解決する確率は高くなるので、サポートなどに問い合わせる場合は、面倒がらずに自分のマシン環境をできるだけ詳しく知らせるように心がけましょう。
- ネット上のパソコン相談会議室のような場所で質問すると、決まって「自分で調べろ」と切り返してくる。こっちはどこで何を探せばいいのかすら分からないのに!
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最初から何も探さずに「初心者だから教えて」という態度で発言すると、会議室の全閲覧者に不快感を与えます。ネット上の会議室はあくまでユーザ交流の場で、質問者と回答者の一対一の関係ではないことに注意して発言しましょう。
回答者には回答の義務はなく、善意で回答してくれているということを考えましょう。
- サポートにうまく話す上でのコツは?また、最低限伝えることは?
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自分がこれまでにパソコンで行った操作や、それに対して起きた現象を、段階ごとに(時系列で)細かく説明しましょう。パソコンの機種や状態、インストールしているソフトなども伝えましょう。
しかし、無理に専門用語を使って説明する必要はありません。理解していない用語を無理に使うと、サポートの人が誤認してしまう可能性があります。
これは、電話のサポート以外にも、メールや掲示板などでも同様です。
- 一般保護違反、不正終了、例外OEと、いろいろなエラーに遭遇しましたが、エラーの原因は私にあるのですか?「製造元に連絡して~」とあるので・・・。
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現在のパソコンにエラーはつきもの。この手のエラーはユーザがすべて悪いということはありません。最近のパソコンのソフトや各種機器は、不具合を完璧にチェックできないまま出荷されている場合もあり、しばらくしてエラーを直した修正版が出る、というのが当然のごとく行われているのです。
- どうしてパソコンって、事あるごとにフリーズばかりするの?
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パソコンも人が作った道具。現在のパソコンは高性能化が進む一方で、全体像を把握するのは難しくなってきています。
プログラムは、ブロック単位で開発されることが多く、それらを組みあわせたものに対して、何らかの基準を設けてテストし、出荷している。出荷段階でテストを100%完璧に行うことが不可能である以上、不具合が起こるのもやむをえないという脳が現状でしょう。
※ フリーズ:機器に異常が発生し、何の命令も受け付けない状態のこと。パソコンが凍ったように固まってしまうことからこう呼ぶ。
- パソコンでエラーが出ると、「プログラムの製造元に連絡してください」とあります。メーカに報告しなければいけないのですか?
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必ず報告するといった義務はありません。エラーといっても、自分の操作ミスによって起こる警告メッセージから、危機の相性、ソフトウェアの不完全さなどによって起こるものまで、実にさまざまなものがあります。エラーが出てどうしても困った場合に、サポートに問い合わせればいいでしょう。
- 操作を間違ったら壊れてしまいそうで心配。怖くていまだにパソコンを使ってみようという気に慣れません。
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どんなパソコンの上級者でも、トラブルでパソコンをはじめから復旧させたり、といったことは日常茶飯事です。
まずは自分専用のパソコンを持ち、好奇心のおもむくままにいろいろと動かしてみましょう。トラブルに遭うにつれて、コツがつかめてきます。
- パソコンを使っている間ずっと、エラーが出るのでは?、突然終了してしまうのでは?、などと不安でいっぱいになり、気が滅入ってしまいます。
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パソコンにエラーはつきものです。操作を続けていれば、少なくとも1回や2回はエラーや警告画面が出るものです。
いつエラーや不具合が起きても言いように、作成中のファイルは、作業の1段落ごとに保存する習慣をつけましょう。また、閲覧中のWebページで気に入ったものはトップページ単位でお気に入りに使いしておくといいでしょう。ハードウェアが壊れることはありませんし、ソフトウェアは再インストールすれば元に戻ります。壊す気ぐらいの気持ちで取り組むのもいいでしょう。
- なぜWindowsの日本語版でもフォルダ名やファイル名は英語なんですか?
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Windowsは英語版が本来の姿。日本語版であっても、システムの根幹部分にかかわる名前まで日本語にすることはできません。また日本語は文字数が多く、日本語を扱うということは、パソコンにとって非常に負荷の大きな処理なのです。アルファベットと漢字の文字数を比較して考えれば、その違いは明らかでしょう。それに、仮に日本語に置き換えたとしても、パソコンの仕組み自体が分かりやすいものにならなければ、難しさは変わらないでしょう。
- アクセサリと聞いて、最初は飾り付けをするものだと思いました。メモ帳と聞いて、最初は付箋のようなものを想像しましたが、ワープロみたいなソフトでした。パソコン用語っていまいち言葉がピンとこないのだが?
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言葉のイメージに固執しないで、アクセサリ、メモ帳、ごみ箱・・・などは、パソコン用語として考えた場合、意味合いが変わるものだと考えましょう。