Windows Tips - パソコン Q&A - 素朴な疑問集

パソコン全般
  1. パソコンって、何ができるんですか?
  2. 最近のワープロ専用機は、インターネットやメール・表計算に画像処理と何でもできるけど、これはもはやパソコンなのでは?
  3. パソコンの進歩にゴールはないの?
購入前
  1. パソコンをはじめようと思っているんですが、まず何を買い揃えたらいいか分かりません。また、値段も分かりません。プリンタも必要ですか?ソフトは?
  2. どうして頻繁に新しいパソコンやソフトが出るのですか?
  3. パソコンの買い時はいつ?
  4. パソコンの新機種であっても、3ヶ月もすると旧モデルになってしまいます。現在のところ中古パソコンを買って、使いこなせるようになったら新機種を購入しようと思っています。でも、買い時はいつ頃が目安になりますか?
  5. パソコンを買うときの予算は?
  6. パソコンが欲しいのですが、もっと安くなるまで待ったほうがいいのか、迷ってます。いつ買い替えればいいのでしょう。
  7. 直販パソコンはどうして安いのですか?
  8. 新しいパソコンを購入するときのスペック(性能)の目安は?
  9. 文部省の指導要領が改訂され、中学生からパソコンが必修になりました。息子には何を買ったほうがいいでしょうか?
  10. メーカによってWindowsの安定度も変わるのでしょうか?有名メーカのほうが安心ですか?
  11. パソコンの名前って、なぜあんなにわかりにくいの?どれが新しくて高性能なのか、さっぱり分からない。
ハードウェア
  1. パソコンで何をしたいのか、はっきりいって分かりません。
  2. パソコンをはじめたばかりです。パソコンで最低限覚えるべきソフトは何?
  3. どのパソコンも一筋縄ではいかないようです。もっと誰でもやさしく扱えるパソコンというものがあってもいいと思うのですが・・・。
  4. パソコンの箱は捨てるなと言われたのですが、本当ですか?
  5. パソコンを買ってくると付いてくる説明書って、どれから読めばいいの?
  6. パソコンのマニュアルをなくしたんですが、もう一度手に入りますか?
ソフトウェア
  1. パソコンメーカは、インストールを簡単にする努力を本当にしているのか?
  2. 「新製品はしばらく様子を見てから買おう」という記事を、パソコン誌でよく見ます。でも、しばらくすると、また新製品が出て迷ってしまいます。
  3. ソフトウェアのマニュアルってたくさんあるけど、どう読むのが効果的?
  4. ソフトのマニュアルって、どうしてあんなに読みにくいんですか?
  5. ソフトのパッケージを開封しただけで契約が成立するって本当?
  6. 紙のマニュアルが欲しいのですが?
  7. パソコン関連の本が多すぎて、何をどう探していいのかわからない。
  8. ソフトはコピーして使えるのが便利なのに、なぜコピーして使ってはいけないのですか?
  9. パソコンの質問をしたくても、何がわからないのか分からないのですが
  10. 相談するのに、パソコンの機種名ってそんなに大事ですか?
  11. ネット上のパソコン相談会議室のような場所で質問すると、決まって「自分で調べろ」と切り返してくる。こっちはどこで何を探せばいいのかすら分からないのに!
  12. サポートにうまく話す上でのコツは?また、最低限伝えることは?
  13. 一般保護違反、不正終了、例外OEと、いろいろなエラーに遭遇しましたが、エラーの原因は私にあるのですか?「製造元に連絡して~」とあるので・・・。
  14. どうしてパソコンって、事あるごとにフリーズばかりするの?
  15. パソコンでエラーが出ると、「プログラムの製造元に連絡してください」とあります。メーカに報告しなければいけないのですか?
  16. 操作を間違ったら壊れてしまいそうで心配。怖くていまだにパソコンを使ってみようという気に慣れません。
  17. パソコンを使っている間ずっと、エラーが出るのでは?、突然終了してしまうのでは?、などと不安でいっぱいになり、気が滅入ってしまいます。
  18. なぜWindowsの日本語版でもフォルダ名やファイル名は英語なんですか?
  19. アクセサリと聞いて、最初は飾り付けをするものだと思いました。メモ帳と聞いて、最初は付箋のようなものを想像しましたが、ワープロみたいなソフトでした。パソコン用語っていまいち言葉がピンとこないのだが?
買い替え
  1. 私のパソコンはいつまで使えますか?
  2. メモリが必要なのはどんなとき?
  3. バージョンアップしたほうがいいですか?
  4. 次のWindowsが出るまで待つというのはどうでしょうか?
  5. 新しいOSにアップグレードすると実効速度がアップするって聞きましたが?
  6. 他の人はどのくらいのタイミングでパソコンを買い替えているんだろう
  7. 次の新しいWindowsはどんなものになってるんでしょう?非常に気になります。アップグレードする必要があるのでしょうか?
その他
  1. スクリーンセーバなんて無駄なような気がするんだけど。使わないなら電源落とすとか、省電力に設定すればいいのに。
  2. ブラインドタッチの利点は?
  3. IntelのCPU、Pentiumには別の名が付いていたと聞くが、その名前と意味が知りたい。
  4. URLとかで見かける「~」はなんですか?入力できなくて困ってます。
  5. 電子メールの文章によく見かける、「^o^;」とか「:-)」の意味は?何か特別な記号なのでしょうか?
  6. メールを書く時のルールがあるそうですが、具体的にどういうものなのか教えてください。
  7. 同じ文字サイズなのに、フォントによって大きさが違うのはなぜ?
  8. Wordを使用していますが、漢字・ひらがな・数字・アルファベットで、各々のサイズが若干違うため、文字位置が行によってずれてしまいます。文字位置をそろえたいのですが?
  9. 違うアプリケーションなのに、同じアイコンになる場合がある。これは一体?
  10. ソフトや画面によって、閉じる手段が様々なのはなぜ?
  11. なぜキーボードのキー配列はあんなに変なのですか?
  12. フォント名に、よくつけられている「@・P・MS・FA・DF」って何?

パソコン全般

パソコンって、何ができるんですか?

パソコンとは、多種多様な目的に応じたソフトウェアを導入して使う機器です。ここでいう「目的」とは、大量のデータ(絵、文字、数値など)をコンピュータに入れて、計算・処理し、出力(表示・印刷など)したものをさらに活用する、というものです。

文書作成(ワープロ)、表計算、データ管理、画像処理(CG)、ゲームなどのほか、近年急激に伸びているのが、インターネットやメールをはじめとする、情報を通信によって相互に配信して活用する分野です。

最近のワープロ専用機は、インターネットやメール・表計算に画像処理と何でもできるけど、これはもはやパソコンなのでは?

現在、多機能でスキャナ・プリンタもついて20万円程度といったワープロも販売されています。しかし、ワープロは、新しいパソコンと違って新しいソフトや周辺機器を次々と追加・更新することができません。これがパソコンとワープロの大きな違いです。逆にいえば、このおかげで、ワープロの安定性は高まっているといえます。

パソコンの進歩にゴールはないの?

パソコンの進歩は、パーソナルという言葉の意味さえも変えてしまうほどに、日々刻々と進んでいます。

将来は、キーボードやマウスを使わずに、より簡単な対話で作業ができるコンピュータが身近になるかもしれません。それを考えると、今のパソコンはまだまだ発展途上の段階にあるといえるでしょう。

購入前

パソコンをはじめようと思っているんですが、まず何を買い揃えたらいいか分かりません。また、値段も分かりません。プリンタも必要ですか?ソフトは?

特別な理由がなく、インターネットと文書作成からはじめたい、というような場合は、インストールされているソフトができるだけ多い低価格のパソコンを購入しましょう。プリンタも必要でしょう。CanonやEpsonのカラーインクジェットタイプが、ランニングコストの面でオススメです。

※ 管理人オススメの初心者向け低価格パソコン

どうして頻繁に新しいパソコンやソフトが出るのですか?

パソコンの、部品単位での性能アップは著しい。「半導体の性能と集積は、1年半で2倍になる」というムーアの法則が、ほとんど当てはまっています。また、ハードウェアが高性能になれば、その機能を活かせる(対応した)ソフトを開発しようと、ソフトメーカーも動くことになります。ユーザ側も、周りがみな高性能のマシンやソフトを持つようになれば、それに適応するために、機器の導入をせざるを得なくなる・・・というのが現状でしょう。

パソコンの買い時はいつ?

パソコンの性能は常に上がっていて、止まることを知りません。常に最高性能を追求したいのであれば、最新型のパソコンが出たときが買い時でしょう。しかし、新製品発売後に型落ちとなるパソコンを狙ったほうが、コストパフォーマンスは高いでしょう。

ただし、あまり古いパソコンになると、新しい周辺機器に対応できない場合もありますので注意が必要です。

パソコンは、ほぼ2~3ヶ月周期で新製品が発売されています。製品のサイクルが短い分、価格の変動も大きいので、欲しい機種を見つけたら、数ヶ月待って、安くなってから買うのも手です。

パソコンの新機種であっても、3ヶ月もすると旧モデルになってしまいます。現在のところ中古パソコンを買って、使いこなせるようになったら新機種を購入しようと思っています。でも、買い時はいつ頃が目安になりますか?

パソコンに買い時はありません。強いて言えば、中古パソコンの能力が物足りなくなり、新機種が欲しいときが買い時でしょう。

比較的安く買える時期は、年末とボーナス商戦の前と後。新しい機種が投入される商戦の前は、1つ前の機種が大幅に値下げされます。また、商戦の後は新機種でも値下げが行われます。

パソコンを買うときの予算は?

有名メーカで、新型のデスクトップパソコンの場合、実売価格で20万円前後の機種であれば、性能的に十分でしょう。また、中古パソコンであれば、同じ予算でより高性能のパソコンが手に入るかもしれません。

安いからといって、中古パソコンで、5万円前後で売られているものは、処理速度が遅く、搭載されているOSも古くて、対応ソフトがそろわない場合が多いので初心者にはオススメできません。

例:デスクトップパソコンの参考予算(ディスプレイ付き)

  • 有名メーカ・・・20万程度
  • 中規模メーカ・・・15万程度
  • BTO・・・10万程度

※ 単に、パソコンといった場合、ディスプレイが付いていない場合が多いです。

パソコンが欲しいのですが、もっと安くなるまで待ったほうがいいのか、迷ってます。いつ買い替えればいいのでしょう。

パソコンは、製品サイクルが早く、数ヶ月もすれば価格は60~70%近くまで下がります。この状況は、しばらく続くでしょう。

パソコンは、目的意識をもって買うべき製品です。しっかりした目的をもっていれば、いつ買うべきかが自ずとみえてきます。とはいっても、何をしていいの分からない、という場合は、パソコン以外の仕事や趣味のことを考えてみましょう。それをパソコンの利用によってさらに便利にすることができるかどうか、じっくり考え、判断するといいでしょう。

直販パソコンはどうして安いのですか?

まず、CPUやメモリなどの部品の市場に、互換性のあるメーカが多く参入し、価格競争が激しくなったことが、パソコン低価格化の要因として挙げられます。

また、直販パソコンは、余分なソフトウェアを極力減らしたり、ユーザごとに必要なパーツだけで構成するスタイルが主流で、無駄な機能に費用がかかるのを極力抑えています。自分の必要なスペックだけを選択(BTO)できるので、余計なコストがかからないことも理由の1つです。しかし、その分だけハードウェアの構成機器などに関する買う側の知識も必要とされます。

新しいパソコンを購入するときのスペック(性能)の目安は?

基本的には、まずどんなソフトを使いたいのか、使いたいソフトを探すことからはじめましょう。次に、そのソフトの動作環境を調べます。

動作環境はソフトウェアのパッケージの印刷で確認するか、ソフトウェアの発売元のホームページで調べるといいでしょう。

その上で、ソフトの条件を満たしたパソコンを選択します。ここで、ソフトを同時に起動することや、これから何年か使い続けることを考えれば、ソフトの推奨条件の少なくとも1.5倍から2倍増しぐらいを目安とするといいでしょう。

文部省の指導要領が改訂され、中学生からパソコンが必修になりました。息子には何を買ったほうがいいでしょうか?

選択肢として次のような項目が考えられますが、

  1. 学校と同機種(Mac、またはUnix)
  2. 安価な製品
  3. 本人の希望(ノートパソコン)
  4. 一から覚える(MS-DOS)

[1]はまったくその必要がないでしょう。パソコンとは、道具であり利用法を覚えるべきです。OSはWindows、Mac、Unixなどいろいろありますが、汎用性の面からWindows機をおすすめします。Macは早くからパソコンを導入した学校で普及していますが、全体から見れば小数です。また、実社会では印刷デザインなどに特化したパソコンといえます。

[2]と[3]は、迷うところですが、購入した後に失敗したと思っても、できるだけ後悔の少ないように安価な[2]がオススメです。しかし、最近ではノートもほどほどに安くなってきているので、軽さや携帯性を重視するならノートを購入してもいいでしょう。性能や拡張性、安さを重視するならデスクトップ型です。MacやUnixなどは、必要が出てきたり、Windowsパソコンに物足りなくなってきたら購入すればいいと思います。

メーカによってWindowsの安定度も変わるのでしょうか?有名メーカのほうが安心ですか?

中に入っているWindowsはどれも同じ。入っているOSが同じものであれば、ハードウェアの違いによって、OSそのものの安定度が変わるということはないでしょう。

ハードウェア本体に起因する安定性についても、各社が使用しているボードやCPUなどの部品に、さほど大きな違いはないでしょう。初心者なら、サポートを重視しているメーカを選んだほうがいいでしょう。

パソコンの名前って、なぜあんなにわかりにくいの?どれが新しくて高性能なのか、さっぱり分からない。

パソコンの性能を名前で判断するのは難しい。実際にカタログなどを入手し、仕様を他の機種と比較することで、性能を判断するものなのです。

なお、現在店舗にあるパソコンは、ワープロやインターネットなどの通常使用においては、それほど性能差を感じることは少ないといえるでしょう。

ハードウェア

パソコンで何をしたいのか、はっきりいって分かりません。

ワープロで手紙を書いたり、表計算で家計簿を作ったり、友達にメール送ったり、インターネットで興味のあるホームページや海外のホームページを見たり、置物にしないで使いましょう。トラブルを怖がらずに使いましょう。ゲームや音楽を楽しんだり、絵を書いたり、蔵書や写真を管理したり、さまざまな用途があります。しかし、インターネットを使った情報検索・情報交換が、パソコンの使い道としては大きいでしょう。

パソコンをはじめたばかりです。パソコンで最低限覚えるべきソフトは何?

本来であれば、「パソコンで何がしたいか」によって、それにあったソフトを探すべきですが、それ以前に、パソコンを操作するために最低限覚えるべきソフトがいくつかあります。たとえば、エクスプローラとメモ帳です。これらのソフトで、ファイルの概念と、日本語入力の方法を覚えておきましょう。

どのパソコンも一筋縄ではいかないようです。もっと誰でもやさしく扱えるパソコンというものがあってもいいと思うのですが・・・。

パソコンとは、自分の力で覚えて、練習することを前提として成り立っている製品です。

また、パソコンは使う人によって何をするのかも違ってきます。それゆえ、「買ってすぐ使える」が売りのパソコンであっても、いずれは、難しい導入作業や設定作業が必要となり、避けては通れない道となるでしょう。

パソコンの箱は捨てるなと言われたのですが、本当ですか?

本当です。パソコンを移動させたり修理に出す場合に必要になります。特にパソコン本体は、修理が必要になった場合に直接サービスセンターに送付するケースも珍しくないので、箱が必要となります。

また、将来パソコンが古くなって下取りに出す場合にも必要になります。下取り価格は、箱の有無で大きく変わってきます。しかし、パソコン本体を買い替えてもディスプレイを同じ物を使い続けたいという場合は、ディスプレイの箱だけは捨てても問題ないでしょう。しかしながら、ディスプレイの修理には当然ディスプレイの箱が必要となります。

パソコンを買ってくると付いてくる説明書って、どれから読めばいいの?

マニュアルには、大きく分けて、機器の接続や本体などのハードウェアに関するマニュアルと、WindowsなどのOSの操作方法に関するソフトウェアのマニュアルの2種類があります。まずは、機器の接続をするために、ハードウェアのマニュアルを読みましょう。マニュアルどおりに接続し、パソコンが起動したら、ソフトウェアのマニュアルに従って操作しましょう。

パソコンのマニュアルをなくしたんですが、もう一度手に入りますか?

主なパソコンメーカは、マニュアルをストックしているようです。在庫がある限りは、有料ですが手に入れられるでしょう。メーカのサポートに連絡してみましょう。

また、インターネットでマニュアルのPDFファイルを配布しているメーカが多くなってきています。

※ PDF:Portable Document Fileの略で、Adobe社が開発したOSに依存しない文書形式。無料で配布されているAcrobat Readerで、表示・印刷ができる。

ソフトウェア

パソコンメーカは、インストールを簡単にする努力を本当にしているのか?

パソコンは、どのように使うかがユーザに委ねられている商品です。ありあわせのソフトをインストールした商品を提供するなど、メーカがいくら努力したところで、ユーザがそれ以上の何かをしようとすると、どこかで食い違いが生じてくるものです。

パソコンの利用方法は人によって、さまざまです。「自分のことは自分でやる」がパソコンの基本です。ユーザは、自分で用途を決めて、自分自身でそれにあわせた導入作業を行うものです。

「新製品はしばらく様子を見てから買おう」という記事を、パソコン誌でよく見ます。でも、しばらくすると、また新製品が出て迷ってしまいます。

複雑・多機能なソフトウェアは、それだけ不具合を持ったまま出荷されることが多く、新製品のリスクは大きいといえます。新しさと安定性の両立は、現在のハイスピード名ソフトウェアの開発ペースでは難しいものがあるでしょう。雑誌の紹介記事などで、ある程度確かな情報を収集したら、思い切って一度買ってみるのがいいでしょう。

ソフトウェアのマニュアルってたくさんあるけど、どう読むのが効果的?

マニュアル本は、大きく分けて、用語や機能を列挙したリファレンスと、代表的な操作例で解説するチュートリアルの2種類に大別されます。

まずはチュートリアルでソフトウェアの操作を練習し、分からない部分やさらに知りない部分をリファレンスで調べるといいでしょう。はじめから全部を覚えようとするやり方は無理があるしょう。

ソフトのマニュアルって、どうしてあんなに読みにくいんですか?

ソフトウェアの開発は短期間で行われるため、マニュアルは、機能の羅列や制限事項など、むしろ仕様書(ソフトを作る上での設計図)のようになりがちです。もとが英語版というソフトであればなおさらでしょう。英語版の数ヵ月後に日本語版が出るという現在の開発ペースは、相当無理があるといえるでしょう。

ソフトの使いこなしという面では、開発者よりも実際に使い込んでいる人のほうが優れている場合が多く、そうした人たちが出版する書籍のほうが、より実践的に覚えられます。この状況はしばらく続きそうです。

ソフトのパッケージを開封しただけで契約が成立するって本当?

日本におけるソフトの「複製」や「使用権」の考え方など、未解決な問題は多いです。

とはいえ、契約というものを法的に考えた場合、開封しただけで契約が成立したと考えることは難しいでしょう。

しかし、ユーザが契約内容に納得してソフトを使用したあとは、よほど社会的に問題のある契約内容でない限りは、適用されると考えていいでしょう。

紙のマニュアルが欲しいのですが?

紙媒体でのマニュアルは製作コストと時間がかかるため、パソコンのソフトは、操作説明をヘルプファイル主体にして、紙のマニュアルはインストール方法だけを解説、というものが多くなってきました。より実践的な活用方法の解説は、ソフトが販売されてしばらくしてから販売されるムック本に頼っているのが現状です。ムック本のほうが、カラーで画像が掲載され、操作方法も丁寧に書かれていて、やりたいこと別に書かれているので、おすすめです。

パソコン関連の本が多すぎて、何をどう探していいのかわからない。

まずはじめに、自分が使用している機種、OS、ソフトなどの名称やバージョンを確認し、それに見合った分野のものを選ぶようにしましょう。

入門用・初心者用の書籍の多くは、図や画像がふんだんに用いられていて、引き出し線や吹き出しなどで画面の各部を丁寧に説明しています。ページをざっと見て、じっくり読まなくてもおおむね内容を理解できそうな雰囲気のものを選ぶといいでしょう。

ソフトはコピーして使えるのが便利なのに、なぜコピーして使ってはいけないのですか?

ソフトには著作権が認められています。本やビデオと同じように勝手にコピーすることは許されないのです。

優れたソフトを開発した人はそれによって利益を得られるような仕組みができていないと、新しい魅力あるソフトの開発がとどこってしまいます。シェアウェアに料金を払うのは当然のマナーだし、フリーウェアも作者が著作権を放棄していないものが多い。

パソコンの質問をしたくても、何がわからないのか分からないのですが

初心者向けの書籍を何度か読んでいくうちに、パソコンの仕組みを覚えるようになります。しばらくすれば、自分がつまづいている部分が何であるのかがわかってくるでしょう。

相談するのに、パソコンの機種名ってそんなに大事ですか?

パソコンのトラブルの原因は、特定することが非常に難しいのです。パソコンの機種や仕様、使用ソフトウェアなどは、トラブルの原因を少しでも絞り込むための、非常に貴重な情報となります。同じ機種で同じような現象がおきているユーザがいる場合は、原因を特定しやすくなりますし、機種名が分かれば、パソコンのスペックなども分かります。

もちろん、これらの情報がすべて明記されていても、トラブルの原因が必ずしもはっきりするわけではありません。しかし、トラブルが解決する確率は高くなるので、サポートなどに問い合わせる場合は、面倒がらずに自分のマシン環境をできるだけ詳しく知らせるように心がけましょう。

ネット上のパソコン相談会議室のような場所で質問すると、決まって「自分で調べろ」と切り返してくる。こっちはどこで何を探せばいいのかすら分からないのに!

最初から何も探さずに「初心者だから教えて」という態度で発言すると、会議室の全閲覧者に不快感を与えます。ネット上の会議室はあくまでユーザ交流の場で、質問者と回答者の一対一の関係ではないことに注意して発言しましょう。

回答者には回答の義務はなく、善意で回答してくれているということを考えましょう。

サポートにうまく話す上でのコツは?また、最低限伝えることは?

自分がこれまでにパソコンで行った操作や、それに対して起きた現象を、段階ごとに(時系列で)細かく説明しましょう。パソコンの機種や状態、インストールしているソフトなども伝えましょう。

しかし、無理に専門用語を使って説明する必要はありません。理解していない用語を無理に使うと、サポートの人が誤認してしまう可能性があります。

これは、電話のサポート以外にも、メールや掲示板などでも同様です。

一般保護違反、不正終了、例外OEと、いろいろなエラーに遭遇しましたが、エラーの原因は私にあるのですか?「製造元に連絡して~」とあるので・・・。

現在のパソコンにエラーはつきもの。この手のエラーはユーザがすべて悪いということはありません。最近のパソコンのソフトや各種機器は、不具合を完璧にチェックできないまま出荷されている場合もあり、しばらくしてエラーを直した修正版が出る、というのが当然のごとく行われているのです。

どうしてパソコンって、事あるごとにフリーズばかりするの?

パソコンも人が作った道具。現在のパソコンは高性能化が進む一方で、全体像を把握するのは難しくなってきています。

プログラムは、ブロック単位で開発されることが多く、それらを組みあわせたものに対して、何らかの基準を設けてテストし、出荷している。出荷段階でテストを100%完璧に行うことが不可能である以上、不具合が起こるのもやむをえないという脳が現状でしょう。

※ フリーズ:機器に異常が発生し、何の命令も受け付けない状態のこと。パソコンが凍ったように固まってしまうことからこう呼ぶ。

パソコンでエラーが出ると、「プログラムの製造元に連絡してください」とあります。メーカに報告しなければいけないのですか?

必ず報告するといった義務はありません。エラーといっても、自分の操作ミスによって起こる警告メッセージから、危機の相性、ソフトウェアの不完全さなどによって起こるものまで、実にさまざまなものがあります。エラーが出てどうしても困った場合に、サポートに問い合わせればいいでしょう。

操作を間違ったら壊れてしまいそうで心配。怖くていまだにパソコンを使ってみようという気に慣れません。

どんなパソコンの上級者でも、トラブルでパソコンをはじめから復旧させたり、といったことは日常茶飯事です。

まずは自分専用のパソコンを持ち、好奇心のおもむくままにいろいろと動かしてみましょう。トラブルに遭うにつれて、コツがつかめてきます。

パソコンを使っている間ずっと、エラーが出るのでは?、突然終了してしまうのでは?、などと不安でいっぱいになり、気が滅入ってしまいます。

パソコンにエラーはつきものです。操作を続けていれば、少なくとも1回や2回はエラーや警告画面が出るものです。

いつエラーや不具合が起きても言いように、作成中のファイルは、作業の1段落ごとに保存する習慣をつけましょう。また、閲覧中のWebページで気に入ったものはトップページ単位でお気に入りに使いしておくといいでしょう。ハードウェアが壊れることはありませんし、ソフトウェアは再インストールすれば元に戻ります。壊す気ぐらいの気持ちで取り組むのもいいでしょう。

なぜWindowsの日本語版でもフォルダ名やファイル名は英語なんですか?

Windowsは英語版が本来の姿。日本語版であっても、システムの根幹部分にかかわる名前まで日本語にすることはできません。また日本語は文字数が多く、日本語を扱うということは、パソコンにとって非常に負荷の大きな処理なのです。アルファベットと漢字の文字数を比較して考えれば、その違いは明らかでしょう。それに、仮に日本語に置き換えたとしても、パソコンの仕組み自体が分かりやすいものにならなければ、難しさは変わらないでしょう。

アクセサリと聞いて、最初は飾り付けをするものだと思いました。メモ帳と聞いて、最初は付箋のようなものを想像しましたが、ワープロみたいなソフトでした。パソコン用語っていまいち言葉がピンとこないのだが?

言葉のイメージに固執しないで、アクセサリ、メモ帳、ごみ箱・・・などは、パソコン用語として考えた場合、意味合いが変わるものだと考えましょう。

買い替え

私のパソコンはいつまで使えますか?

用途次第といえます。見落とされがちなことですが、パソコンの実用性はハードウェアよりも使用するソフトウェアで決まります。どんなに新型で高性能のパソコンであっても、自分の用途に合ったソフトウェアがなければ何の役にも立ちません。逆にいうと、自分の用途を満たしたソフトウェがちゃんと動くのであれば、どんなに古いパソコンであってもそれで十分だと思います。

メモリが必要なのはどんなとき?

動画の録画や編集、画像のフォトレタッチなどをパソコンで行いたい場合は、メモリが特に必要となります。Windowsにはメモリが不足するとハードディスクで不足したメモリを代用するスワップという機能があります。しかし、ハードディスクはメモリに比べると非常に低速なため、スワップの頻度が高くなると動作速度が遅くなります。予算が限られている場合は、CPUの速度を1ランク落としてもメモリを増やしたほうが快適にパソコンを使用できる場合が多いです。最低でも、256MB以上は欲しいところです。

バージョンアップしたほうがいいですか?

新しいものが常によいとは限りません。新しいOSにバージョンアップしても、それほど大きなメリットが感じられないという人もいるはずです。また、いつかはバージョンアップするとしても、当面は今のままで使ったほうがいいという場合もあるでしょう。

現在のパソコン環境に満足しているのであれば、わざわざ費用をかけてバージョンアップする必要はないといえます。新しいソフトの新機能が必要になったら、そのときに買い替えればいいでしょう。

次のWindowsが出るまで待つというのはどうでしょうか?

もちろん構いませんが、そのような考え方では、いつまでたってもOSを買い替えることはできない可能性があります。買い替えの判断は、自分の欲しいソフトや、パソコンでやってみたいことが、新しいOSで実現できるのか、ということだと思います。反対に、それらがまったくないのにOSを買い替えても、メリットは感じられないでしょう。

新しいOSにアップグレードすると実効速度がアップするって聞きましたが?

あまり意味のない数字です。上位機種の標準的な環境の場合のみ実効速度が速くなるだけで、ほとんどの機種では変わらない、または遅くなる可能性があります。宣伝効果により、思い込みで速くなったと感じる、ということもありえます。劇的な操作性能向上がなければ、速度の変化が感じにくいでしょう。

他の人はどのくらいのタイミングでパソコンを買い替えているんだろう

パソコンの買い替え周期は、3~4年という人が最も多い。しかし、もっと長く使い続けても構わないでしょう。今のマシンに力不足を感じたり、他のマシンでないとできないことをやってみたくなったときに、買い替えればいいでしょう。

次の新しいWindowsはどんなものになってるんでしょう?非常に気になります。アップグレードする必要があるのでしょうか?

今から深く考えても、あまり意味のないことでしょう。また、必ず乗り換えなければならないというものでもないので、アップグレードの必要は特にないでしょう。

次期OSは、機能的に便利になる部分もあるかもしれませんが、パソコンに求められる性能も高くなってきます。まずは、新しいOSに、自分にとってメリットとなる機能があるのか、買い替えるだけの価値があるのかを判断することです。

その他

スクリーンセーバなんて無駄なような気がするんだけど。使わないなら電源落とすとか、省電力に設定すればいいのに。

パソコン機器の中で最も電力を消費するのはモニターです。時間単位ではプリンタですが、どちらもこまめに電源を切るようにしましょう。ただ、スクリーンセーバはパソコンの一つの楽しみでもあるし、最近ではセキュリティ上の理由からも、使われるようになってきています。

ブラインドタッチの利点は?

速度が第一にあげられます。そのほかにも、画面を見ながら文字を入力できるので、入力ミスや変換ミスにその場で気づくことができるので、ミスタイプが減ります。

IntelのCPU、Pentiumには別の名が付いていたと聞くが、その名前と意味が知りたい。

CPUの開発時につけられた名前とは、メーカが商品になる前のCPUにつけた開発コードのこと。

  • Pentium2はKlamath(クラマス)
  • Pentium3はカトマイ(Katmai)
  • Pentium3の改良型はカッパーマイン(Coppermine)
  • Pentium4はWilamette(ウィラメット)という開発コードです。

意味は米国のど地や川の名前などからつけられることが多いようです。もともとIntelのCPUは80286、i386、i486という数字で命名されていました。そしてx86系プロセッサファミリーの第5世代(P5コア)CPUとしてi586となる予定でした。しかし、Intel社はこの商標を取れなかったので、ラテン語の5を意味するペンタからPentium(ペンティアム)と名づけたのです。

※ x86:Intel社が開発したマイクロプロセッサのシリーズ名。主にパソコンのCPUとして使われ、この市場をほぼ独占している。このシリーズのプロセッサは8086→8088→80186→80286→i386→i486の順にリリースされたため、この名前で呼ばれる。

URLとかで見かける「~」はなんですか?入力できなくて困ってます。

「チルダ」と呼びます。「Shiftキー」を押しながら、キーボード数字列の「0」の2つ右にある、ひらがなの「へ」のキーを押せば入力できます。

電子メールの文章によく見かける、「^o^;」とか「:-)」の意味は?何か特別な記号なのでしょうか?

顔文字といい、パソコンの文字で顔の表情を作り上げたものです。「^^」や「:」は目、「-」は鼻、「o」や「)」は口に相当します。「;」は、頬を伝わる冷や汗を表現しています。顔が横になっているものが海外、正面を向いているものが主に国内、使われる事が多いようです。顔文字の種類は多く、文字主体のコミュニケーションであるEメールでは、世界的に広く使われています。ですが、多用すると、逆に読みにくくなったり、顔文字をあまり好まない人に不快感を与えてしまいますので、多用はしないほうが良いでしょう。また、目上の方や仕事で出すメールには、使用を避けましょう。

  • 「m(_ _)m」 ・・・頭を下げている → お願いしている/謝っている
  • 「^-^ゞ」 ・・・頭を掻いている → 照れている/困っている
  • 「^^;」 ・・・汗を流している → ヤレヤレという感じ/困っている
メールを書く時のルールがあるそうですが、具体的にどういうものなのか教えてください。

まず、文章は25~30文字ぐらいで改行を入れるようにします。また、半角カタカナや、半角の句読点はEメールでは厳禁です。メールの毛色になるサーバが対応していない場合などに、文字化けや思わぬトラブルを引き起こす原因となります。それから、送信するメールの文字コードの形式は「JIS形式」にしましょう。

同じ文字サイズなのに、フォントによって大きさが違うのはなぜ?

フォントによって大きさが違うのは、デザイン的な配慮であり、そのフォントの「個性」です。他のフォントに対して見栄え上のバランスを考えて、フォントによって大きさを変えてあるのです。

G G G G G G G G G G G G G G G G G G G G G G G G G G G G G G G G G G G ・・・太字・斜体などの文字装飾をしていない「G」

※ パソコンにインストールされていないフォントは標準のフォントとして表示されます。

Wordを使用していますが、漢字・ひらがな・数字・アルファベットで、各々のサイズが若干違うため、文字位置が行によってずれてしまいます。文字位置をそろえたいのですが?

文字の種類により大きさが異なるのは、文字フォントの仕様です。例えば、小文字のアルファベットの場合、日本語と違って「g, j, p, q, y」など、基準位置より下方向に線が伸びる文字があるので、その文だけベースラインが上方向になります。そのため、文字によって下方向の位置が異なりますが、これが正しいアルファベット表記なのです。また、ひらがな・カタカナは、バランス上、漢字よりも若干小さいので、漢字のベースラインより上になります。

違うアプリケーションなのに、同じアイコンになる場合がある。これは一体?

ソフトの実行ファイルには、アイコンを自前で持っているものと、そうでないものがあります。アイコンがない場合は、Windowsの側で一般的なアイコンが割り当てられてしまうのです。

ソフトや画面によって、閉じる手段が様々なのはなぜ?

操作の自由度の向上のために、複数の操作方法があります。基本的に、大きく4つの方法があります。

  1. ウィンドウ右上のをクリック
  2. 「ファイル」メニューの「終了」、または「閉じる」を選択
  3. タスクバー上のソフト名を右クリックし、「閉じる」を選択
  4. ウィンドウ左上のアイコンをダブルクリック、またはクリック→「閉じる」を選択

※ [4]は、ほとんど知られていないのに、とても重宝する操作だと思いますので、覚えておきましょう。

なぜキーボードのキー配列はあんなに変なのですか?

パソコンのキーボード配列のそもそもの由来は、タイプライターにあります。初期のタイプライターでは、キーと印字面をつないでいる軸が絡まないように、よく使う文字が隣り合わないように考慮して配置されました。その後、より効率的に入力できるよう工夫された配列も登場したのですが、一度普及した配列をくつがえす事はありませんでした。真偽の程は定かではないですが、「TYPEWRITER」の文字がすべて上段にあるのは、タイプライターをよく使うセールスマンが、すばやく打てるための配慮だといわれています。

フォント名に、よくつけられている「@・P・MS・FA・DF」って何?

「MS・FA・DF」はフォントのブランド名のようなもので、それぞれ、マイクロソフト・フォントアベニュー・ダイナフォントの略。「P」はプロポーショナルの略で、アルファベットの字間がより自然に調整される機能を追加して、日本語と混在して使用しても見栄えが良くなるようにした、日本語フォントです。「@」は縦書き用フォントの意味です。