アウトライン

文字通り「外枠」という意味です。パソコンの用語では、大きく分けて次の2つの使われ方があります。

アウトラインフォント
文字の輪郭の主要な点を直線や曲線で結んだ形式で文字のデータを形成しているフォント。点の集まりでできているビットマップフォントと違い、拡大しても輪郭が滑らかなのが利点です。
アウトラインプロセッサ
論文などを作成する際に、アイデアをまとめて、外枠の内容から階層的に細かく項目を練って文書を作るソフトの事。たとえば、Wordのアウトラインモードがこれにあたります。
オープンプライス

販売する店が価格を決める制度。オープン価格とも言います。

メーカーが提示している価格と、実際販売されている価格の差が大きくなることで、メーカーのイメージを損ないかねないとした事から、オープン価格という仕組みが取られるようになったと考えられます。

インターフェース

簡単に言うと機器同士の接続形態(接続方式)の事です。

現在パソコンに使われてるインターフェースは様々で、下記は代表的なものです。

プリンタやスキャナ、ハードディスク、CD-Rなどの周辺機器を増設する際は、これらのインターフェースを使用して接続します。

シリアル
古くからある通信ポート。通信速度は遅く、モデムなどによく使われてました。
パラレル
一昔前はプリンタを接続する主流のインターフェースでした。
PS/2
マウスやキーボードを接続する丸い形状のコネクタのもの。最近のノートPCではほとんどなくなりました。
USB/USB2
現在、シリアルやパラレルに変わって主流になったインターフェース(USB1.1)。マウスやキーボード、モデムやTA、プリンタやスキャナなど様々な周辺機器がでています。USB2はUSB1.1の上位規格でデータの転送速度はUSB1.1の約40倍です。これから主流になっていくインターフェースだと期待されています。
IEEE1394
この規格はDVビデオカメラなどにも採用されていて、DVビデオカメラの映像をパソコンでキャプチャする際などによく利用されます。別名iLinkやFireWireと呼ばれています。USB2の出現で、主流の座を競い合っています。
ATAPI(ATA66/ATA100/ATA133)
マザーボードに設置されてるインターフェースで、内蔵のハードディスクやCD-ROM、DVD-ROM、MOなど内蔵周辺機器の接続に主に使われてるインターフェースです。4台まで接続可能で、ATA**の**の数値が大きいほど通信速度の速い(新しい)規格です。
SCSI
SCSIの歴史は古く、SCSIの中にもいろいろな規格があります。その中で現在は「Ultra SCSI(ウルトラスカジー」が主流です。SCSIタイプの周辺機器を使用する場合には、別途SCSIインターフェースボードが必要です。デイジーチェーンで7台まで接続可能で、ケーブルの総長さにも制限があります。一昔前は、高速インターフェースの代名詞だったのですが、最近はATAPIの速度向上やIEEE1394、USB2の出現などで将来は無くなっていくインターフェースだと考えられています。
キャッシュ

転送速度の遅い装置からデータを受け取るときに、何度も読み込むデータを、比較的高速なメモリなどの記憶装置に保存し、転送速度を高めるしくみのことを言います。ネットでは、通信速度より高速なハードディスクが使用されます。

コンバーター

変換プログラムという意味。一般には、入手したファイルの形式が違って利用できない場合に、利用できる形式に変換する事が出来るソフトウェアの事を指します。

サーバ

パソコンが複数つながっているネットワーク上で、各パソコンからの命令を実行したり、中に入っているデータを各パソコンで利用できる、複数台のパソコンで共有されたコンピュータの事。インターネットの世界でサーバというと、代表的なものに、WWWサーバとメールサーバがあり、それぞれ、ホームページを構成するファイルと、電子メールが保存されている。通常、重要なサーバへのアクセスはパスワードなどで規制を設けています。

セキュリティホール

コンピュータにおけるセキュリティとは、地震・火災などによる破壊のほか、ソフトのトラブル、データ破壊・盗用など不正使用に対しての防止対策をいいます。例えば、パスワードや暗号化技術によってデータを参照できる利用者を限定する技術などがセキュリティです。セキュリティホールとは、そのセキュリティ機能が十分確保されていない部分、すなわち「抜け穴」という意味で、例えば、パスワードが容易に解読できたり、閲覧できてしまうという問題が、セキュリティホールという事になります。

SOHO[そーほー]

Small Office-Home Officeの略。小規模事務所、個人住宅内で行うビジネスまたは労働形態。従来は専門職や営業職などが可能といわれていましたが、最近では、コンピュータネットワークの普及によって、更に多くの職種で可能となってきています。

DirectX

Windows上で、高速にゲームなどを実行する事が出来るWindowsの拡張機能。DirectX6のように、名前の後ろにバージョン名がついていますが、バージョンの違いは、主に、対応するグラフィックボードやゲームソフトの違い、動作の安定感の違いと考えてよいでしょう。特に問題が無ければ、最新版のDirectXを使用したほうがよいでしょう。

デフォルト

それぞれのパソコンにおける、一番最初の状態(初期状態)のことをいいます。パソコンやソフトは、個人の使用目的に合わせていろいろな部分の設定を変更(環境設定)する事ができます。そして、その設定を全てもとの状態に戻す事を、「デフォルトに戻す」といいます。

テンポラリ

一時的という意味で、インターネットなどでキャッシュとして使われるファイルはテンポラリファイルといいます。また、自分で作成した文書の作成途中のものを一時的に保存するファイルや、ソフトのインストールや作業中に一時的に作られるファイルもテンポラリファイルです。

β[べーた]版

ソフトウェアの正式版を発表する前に、コンピュータの知識のある人に、試験的に使わせるテスト版のこと。テストした人からエラーなどの情報をできるだけ多く集めて、正式版をより完全なものにするためのソフトです。よって、もし使うのならば、不具合が存在するものと覚悟して使ったほうが良いでしょう。また、起きた障害に対しては基本的に無保証ですので、自分で復旧できるという人以外は、使わないほうが無難です。

マルチタスク

コンピュータで、同時に複数の仕事(タスク)を処理する事。例えば、文書をプリンタで印刷したり、ファイルをフロッピーにコピーしたり、メールを受信したり、といったことを同時に行う事です。

MIDI

電子楽器を制御する方法を定めた国際規格。MIDI形式のファイルは、音色の番号・音階・音量などのデータで構成され、編集ソフトを使うと、曲のパートごとに音色や音階を変更したり出来ます。

ランチャー

よく使うプログラムやアプリケーションをボタンとして登録し、マウスを1回クリックするだけで、それぞれを起動できるようにしたメニューソフトの事。IE4.0以上では、クイックランチ(クイック起動)という、タスクバーの左側に、起動ボタンとしてアプリケーションを登録する事が出来る機能があるが、これもランチャーの1つである。