エクスプローラを決まったフォルダで開く

エクスプローラを開くと、初期位置は通常起動ドライブのルート(C:\)やマイコンピュータになっています。この時、よく使用するフォルダ(マイドキュメントやDドライブなど)を指定しておく事で、利便性が高まります。

例として、Windowsフォルダを初期フォルダ位置に指定する場合は、

  1. デスクトップを右クリックし、「新規作成」→「ショートカット」をクリックします
  2. コマンドラインに「explorer /root,C:\windows」と入力し、「次へ」をクリックします

    (上記コマンドそのままコピー(範囲選択してCtrl+C)してペースト(Ctrl+V)すると簡単です)

  3. ショートカットの名前に「Explorer-C:\Win」などと任意の言葉を入力します
  4. アイコンは好きなものを適当に選び、「完了」をクリックします
  5. 以後、このアイコンをダブルクリックするたびに、初期フォルダがWindowsフォルダのエクスプローラが起動されます。
新しいウィンドウが次々開くので、いちいち閉じるのが面倒なのですが・・・?

これには、主に以下の2つの対策があります。

■新規にウィンドウが開かないように設定する

  1. 「スタート」→「設定」→「コントロールパネル」→「フォルダオプション」を開く
  2. 「全般」タブの「フォルダの参照」欄の「別のフォルダを開くときに新しいウィンドウを作らない」にチェックを入れる
  3. 「OK」をクリックして、終了

お使いのWindowsのバージョンによっては、[1]の後、

  1. 「全般」タブの「カスタム」を選択し「設定」ボタンを押す
  2. 「フォルダのブラウズ方法」で「別のフォルダを開くときに新しいウィンドウを開かない」を選択
  3. 「OK」をクリックして、終了

この設定で、別ウィンドウで開きたい場合には、[Shift]キーを押しながらフォルダをクリックしてください。

■一度に複数のウィンドウを閉じる方法

[Shift]を押しながら一番下のフォルダを閉じることで、それまで、開いてきた上位の階層を全て閉じる事ができます。また、ウィンドウを閉じないで最小化する場合には、[Win]キー+[D]で「最小化」と「元のサイズに戻す」を繰り返す事ができます。

ビットマップファイルを縮小表示する

拡張子が「.BMP」のビットマップファイルはレジストリの値を変更する事で、縮小表示する事が出来ます。画像内容が、アイコンで表示されるので、画像整理に役立ちます。

  1. 「スタート」メニュー→「ファイル名を指定して実行」をクリック
  2. 「名前」欄に「regedit」と入力→「OK」をクリックして、レジストリエディタを起動する
  3. 「HKEY_CLASSES_ROOT\Paint.Picture\DefaultIcon」キーを開く
  4. 「標準」の値を「%1」に変更し、パソコンを再起動して完了

    ※ 初期設定では、「標準」の値にアイコンの名前が指定されています。また、フルパスでビットマップ画像を指定すれば、その画像がアイコンとなります。

ファイルを好きなアプリケーションから開く

ファイルには、拡張子ごとにアプリケーションが関連付けられているので、ファイルを実行すると関連付けられたアプリケーションで開こうとします。そのため、あるファイルを別のアプリケーションで開こうとするためには、関連付けを変更するか、あらかじめ開きたいアプリケーションを起動しておき、それからファイルを開く必要があります。そのような時は、右クリックのポップアップメニューにアプリケーションへのショートカットを登録する事で、すばやくファイルを通常のアプリケーション以外で開く事ができます。この方法は2つ以上のアプリケーションを使い分ける時に重宝します。

  1. 「スタート」→「設定」→「コントロールパネル」→「フォルダオプション」を開く
  2. 「ファイルの種類」タブをクリックし、一覧からアクションを追加したい拡張子を選択
  3. 「詳細設定」をクリックし、「新規」をクリック(OSによっては「編集」→「追加」)
  4. 「アクション」欄には、好きなアクション名をつけてください(例、Winampで開く)。この名前がメニューに表示されます。
  5. 「アクションを実行するアプリケーション」欄は、「参照ボタン」をクリックし、開きたいアプリケーションの実行ファイルを選択してください。
  6. 開いているウィンドウをすべて「OK」をクリックして、閉じます。

※ アクション名を「ファイル名(&アルファベット)」にすると、任意のアルファベットをショートカットキーに設定できます。

※ アクションを選択して「規定値に設定」をクリックすると、そのアクションはメニューの一番上部に太字で表示されます。

※ アクション名を「open」とすると、メニューでは「開く(O)」と表示されます。

■ファイルを右クリックしたときに出るアクションを削除・変更したい場合

上記の[2]で削除したい拡張子を選択して「詳細設定」をクリックし、削除・変更したいアクションを選んで「編集」をクリックします。

関連付けされていないファイルを、特定のアプリケーションで開く

関連付けされていないファイルを開こうとすると、「ファイルを開くアプリケーションの選択」ダイアログが表示されて、毎回起動アプリケーションを選ぶはめになります。しかも、ファイルの種類が多い場合は、ダイアログが表示されるまでの時間が長くて困ります。関連付けの設定を変更してもいいですが、関連付けされていない多くのファイルを、特定のアプリケーションで起動したい場合や、とりあえず特定のアプリケーションで起動したい場合、そして、ダイアログオープン時間をなくしたい場合などは、以下の作業で関連付けされていないファイルを、特定のアプリケーソンで起動するようにしましょう。

  1. 「スタート」メニュー→「ファイル名を指定して実行」をクリック
  2. 「名前」欄に「regedit」と入力→「OK」をクリックして、レジストリエディタを起動する
  3. 「HKEY_CLASSES_ROOT\Unknown\shell」キーを開く
  4. メニューから、「編集」→「新規」→「キー」を選択
  5. キー名を「Open」に変更
  6. 「Open」キーの下に、「command」というキーを作成
  7. 「command」キー内の「(標準)」を右クリック→「変更」をクリック
  8. 「値のデータ」欄に、アプリケーションのプログラム名をフルパスで指定する
「右クリック→新規作成」メニューに項目を追加・削除する

右クリックで出てくる「新規作成」メニューに、よく作成するアプリケーションファイルを登録しておく事で、素早く作業を進めることができます。

■「新規作成」メニューに項目を追加

  1. 「スタート」→「ファイル名を指定して実行」をクリック
  2. 「regedit」と入力して「OK」をクリックし、レジストリエディタを起動
  3. 「HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes」の中から追加したい拡張子を選択
  4. メニューから「編集」→「新規作成」→「キー」で、新しいキー「ShellNew」を作成
  5. 「ShellNew」内に、「編集」→「新規作成」→「文字列」で、新しい文字列「NullFile」を作成
  6. レジストリエディタを終了し、Windowsを再起動

■テンプレートを「新規作成」メニューに追加したい場合

★あらかじめ、「C:\Windows\ShellNew」フォルダ内に、テンプレートファイルを作成しておきます。

  1. [1]~[4]は上記と同じ
  2. 「NullFile」ではなく「FileName」を作成
  3. 「FileName」をダブルクリックし、値を★で作成したテンプレートの「ファイル名」に設定
  4. レジストリエディタを終了し、Windowsを再起動

※ 「ShellNew」フォルダは隠しファイルですので、あらかじめ隠しファイルが見えるようにして置いてください。

■不要な項目を削除

  1. 「スタート」→「ファイル名を指定して実行」をクリック
  2. 「regedit」と入力して「OK」をクリックし、レジストリエディタを起動
  3. 「HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes」の中から削除したい拡張子を選択
  4. その中にある「shellnew」キーを削除する事で、「新規作成」メニューから外す事ができます。
「新規作成」にテンプレート(雛型)を追加する

右クリックで出てくる「新規作成」メニューでは、テンプレートを使用してファイルを作成する事が出来ます。このテンプレートは自分で作る事が出来ます。

●準備

「C:\Windows\ShellNew」フォルダ内に、テンプレートファイルを作成する

※ 「ShellNew」フォルダは隠しファイルですので、あらかじめ隠しファイルが見えるようにしておいてください。

  1. 「スタート」→「ファイル名を指定して実行」をクリック
  2. 「名前」欄に「regedit」と入力→「OK」をクリックして、レジストリエディタを起動する
  3. 「HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\CLASSES」キーの中からテンプレートにするファイルの拡張子を選択
  4. メニューから「編集」→「新規作成」→「キー」をクリック
  5. キー名を「ShellNew」に変更
  6. 「ShellNew」キーを選択して、「編集」→「新規作成」→「文字列」をクリック
  7. 文字列名を「FileName」に変更
  8. 「FileName」を右クリック→「変更」をリック
  9. 「値のデータ」に、●準備で用意しておいた、テンプレートの「ファイル名」を入力
  10. レジストリエディタを終了し、Windowsを再起動
右クリックなどで表示される「新規作成」メニュー内の項目を削除する

様々なアプリケーションを使っていると「新規作成」メニューが増え過ぎる事が有る。あまり作らないものがメニューに入っていても邪魔なだけなので不要なものは削除しておく。

  1. 「スタート」メニュー→「ファイル名を指定して実行」をクリック
  2. 「名前」欄に「regedit」と入力→「OK」をクリックして、レジストリエディタを起動する
  3. 「HKEY_CLASSES_ROOT」キーの下にある「新規作成」メニューから消したい項目の拡張子を選ぶ
  4. その中にある「ShellNew」キーを削除する

※ 例:「新規作成」メニューから、「WAV オーディオ」を消したい場合は、「HKEY_CLASSES_ROOT\.wav」の中の「ShellNew」のキーを削除します。

右クリック→「送る」メニューに項目を追加する

アイコンを右クリックすると「送る」というメニューが出てきます。このメニューによく使うアプリケーションやフォルダやドライブのショートカットを登録しておけば、ファイルの実行や、コピー・移動などの操作が素早く行えます。

  1. エクスプローラやマイコンピュータで「C:\WINDOWS\SendTo」を開きます。
  2. このフォルダにある項目が「送る」メニューで表示されますので、アプリケーションやフォルダ、ドライブのショートカットを置いておきます。
  3. 不要な項目がある場合は、そのファイルを削除する事で、「送る」メニューから外す事ができます。

※ 「SendTo」フォルダは隠しファイルですので、あらかじめ隠しファイルが見えるようにして置いてください。

「送る」メニューの項目を好きな順に並び替える

「送る」メニューはファイル名順に並んでいることを利用して、項目名の先頭に番号を付け、好きな順に並べ替えます。(下の画像を参照)

  1. エクスプローラやマイコンピュータで「C:\WINDOWS\SendTo」を開きます。
  2. このフォルダにある項目のファイル名の先頭に、番号を付けていきます。

※ 初期設定で入っている「マイドキュメント」は、名前を変更する事ができませんので、「My Documetns」フォルダのショートカットと置き換えます。

「送る」メニューへの項目追加をカンタンにする

「送る」メニューに「送るに追加」を追加します。(下の画像を参照)

  1. エクスプローラやマイコンピュータで「C:\WINDOWS\SendTo」を開きます。
  2. このフォルダ内に、「Send to」フォルダのショートカットをおきます。
  3. 追加した「Send to」フォルダのショートカット名を「送るに追加」に変更します。

※ 「SendTo」フォルダは隠しファイルですので、あらかじめ隠しファイルが見えるようにしておいてください。