- システム起動時に自動起動されるプロセスを停止
-
Windowsはシステムを起動する時に、レジストリの「run」や「RunService」キーに登録されたプログラムや、「WIN.NI」の「load」や「run」で指定されたプログラム、さらに「スタートアップ」フォルダに登録されたプログラムを自動起動します。これらの中にはリソースを消費するものがあるので、常駐させる必要の無いものは以下の作業で起動しないように設定します。なお、この作業を行なう前にタスクトレイのアイコンの常駐解除を行なった方が、作業は楽になります。
- 「スタート」→「ファイル名を指定して実行」をクリック
- 「msconfig」と入力して「OK」をクリックし、システム設定ユーティリティを起動
- 「スタートアップ」タブをクリックし、起動しない項目のチェックを外す
チェックを外すとその機能は起動時に実行されなくなりますが、ハードディスクから削除される訳ではありません。
スタートアップの無効化も参考にしてください。
- 起動時に表示されるデスクトップの壁紙やテーマは使わない
-
壁紙を使ってると起動時に表示する処理の分だけ、起動時間が余計にかかります。壁紙だけならまだしもデスクトップテーマの使用はかなり遅くなってしまいます。
- 壁紙は「コントロールパネル」→「画面」で変更
- デスクトップテーマは「コントロールパネル」→「デスクトップのテーマ」で変更
- スタートアップの起動ソフトを止める
-
スタートアップとはWindowsの起動時に起動されるソフトです。そのため、パソコンの起動に負荷がかかります。不要なソフトがある場合は外しておきましょう。
- 「スタート」メニュー→「プログラム」→「スタートアップ」フォルダ内に移動
- その中にあるショートカットが、起動時に実行されるので、不要なものを削除する
Microsoft Officeや一太郎などをインストールすると「Fast Find」や「クイックサーチファイル自動更新」などがスタートアップに登録されます。これらはファイルを素早く検索するためのツールで、起動時だけでなくパソコンを使用している時にも動作します。Officeや一太郎などのファイルの検索を行わない人は消しておく事を推奨します。
- 不要なフォントを削除する
-
Windowsは起動時にインストールされているフォント(Fontフォルダ内)をすべて読み込む仕様になっています。そのため、読み込むフォントの数が多いと起動に時間がかかり、メモリの消費量も大きくなります。Fontフォルダ内の使ってないフォントを削除しておくことで、パソコンの起動が早くなります。
- SCSIバイオスを使わない
-
BIOSが組み込んであるSCSIを接続するとPCの起動時にバイオススキャンを行います。SCSI機器から立ち上げない限りあまり必要がないのでバイオススキャンをスキップする設定にしましょう。ただし、その方法はSCSIボードによって違うのでSCSIボードの説明書を読んで行ってください。I-O DATA製のSCSIボードではジャンパスイッチ(ボード上にある接点を開閉させる金具)で行います。