高速再起動するには?

システム全体をリブートさせずにWindows3.1の様にOSだけ再起動する方法があります。次の方法で、Windows9xを高速再起動させることができます。Windows Me はリアルモードが削除されたため、この方法は使えません。また、Windows NT/2000はそもそもDOSと関係ないので、この方法は使えません。

  1. 「スタート」→「Windowsの終了」をクリックします。
  2. 「再起動する」にチェックをします。
  3. [Shift]キーを押しながら、「OK」ボタンをクリックして、Windowsを再起動します

または、高速再起動専用のショートカットを作成する事で、再起動をするまでの時間がさらに短縮されます。

  1. デスクトップを右クリックし、「新規作成」→「ショートカット」をクリックします
  2. コマンドラインに「RUNDLL USER.EXE,ExitWindowsExec」と入力し、「次へ」をクリックします

    (太文字をそのままコピー(範囲選択してCtrl+C)してペースト(Ctrl+V)すると簡単です)

  3. ショートカットの名前に「再起動」などと任意の言葉を入力します
  4. アイコンは好きなものを適当に選び、「完了」をクリックします
  5. 以後、このアイコンをダブルクリックするたびに、高速再起動が実行されます
再起動の時間を短縮する小技はありますか?

再起動の前に次のような作業を行っておくと起動するまでの時間が短縮されます。

  1. フォルダなどはすべて閉じましょう。特に、FDやCDのウィンドウは開いたままにしないようにしましょう。
  2. タスクバーのプロパティから「最近使ったファイル」の一覧をクリアしましょう。特に、FDの中のファイルを編集した時は、クリアすることをお勧めします。
起動ロゴを表示しない

Msdos.sysファイルを右クリックし「プロパティ」欄の「読み取り専用」・「隠しファイル」・「アーカイブ」のチェックをはずします。次にメモ帳で開き「Options」にLogo=0を記入して上書き保存し、Msdos.sysを右クリックし「プロパティ」欄で「読み取り専用」・「隠しファイル」・「アーカイブ」のチェックボックスにチェックを入れます。再び表示するようにするにはLogo=1にします。

起動時にWindows 98 ログオン画面を表示させないで自動ログオンするには?

以下の手順で Windows 98 起動時にログオン画面を表示にできます。

  1. Windows 98 がインスト-ルされているフォルダ(ルートディレクトリ:普通はC:\)にある、拡張子がPWLのファイルを削除
  2. 「コントロールパネル」→「パスワード」→「ユーザー別の設定」で「すべてのユーザーが同じデスクトップ設定を使う」にチェックを入れる(ここまでは、System.iniファイルの「Password Lists」セクションの「ユ-ザ- ID」=C:\WINDOWS\「ユ-ザ- ID」.PWLという行の先頭にセミコロン(;)を付けてコメントアウトする方法と同じことです。)
  3. 再起動すると、ログオン画面が出てきますので、ユーザー IDのみを入力しパスワードを入力しないまま「OK」をクリックすればOKです
パソコン起動時に、パスワード入力の画面が二度もでます。いつもキャンセルをしていますが、非常に面倒です。省略することはできないのですか?

Windows では、複数台のマシンによるネットワークや、ユーザー別の設定ができるが、自宅での個人使用の場合は、この設定はほとんど不要でしょう。

  1. 「コントロールパネル」→「パスワード」→「ユーザー別の設定」タブをクリック
  2. 「すべてのユーザーが同じデスクトップ設定を使う」をチェックし、「OK」をクリック
  3. 「コントロールパネル」→「ネットワーク」で、「Microsoft ネットワーククライアント」を選択し、「削除」→「OK」する。
システム起動時に自動起動されるプロセスを停止

Windowsはシステムを起動する時に、レジストリの「run」や「RunService」キーに登録されたプログラムや、「WIN.NI」の「load」や「run」で指定されたプログラム、さらに「スタートアップ」フォルダに登録されたプログラムを自動起動します。これらの中にはリソースを消費するものがあるので、常駐させる必要の無いものは以下の作業で起動しないように設定します。なお、この作業を行なう前にタスクトレイのアイコンの常駐解除を行なった方が、作業は楽になります。

  1. 「スタート」→「ファイル名を指定して実行」をクリック
  2. 「msconfig」と入力して「OK」をクリックし、システム設定ユーティリティを起動
  3. 「スタートアップ」タブをクリックし、起動しない項目のチェックを外す

チェックを外すとその機能は起動時に実行されなくなりますが、ハードディスクから削除される訳ではありません。

スタートアップの無効化も参考にしてください。

起動時に表示されるデスクトップの壁紙やテーマは使わない

壁紙を使ってると起動時に表示する処理の分だけ、起動時間が余計にかかります。壁紙だけならまだしもデスクトップテーマの使用はかなり遅くなってしまいます。

  1. 壁紙は「コントロールパネル」→「画面」で変更
  2. デスクトップテーマは「コントロールパネル」→「デスクトップのテーマ」で変更
スタートアップの起動ソフトを止める

スタートアップとはWindowsの起動時に起動されるソフトです。そのため、パソコンの起動に負荷がかかります。不要なソフトがある場合は外しておきましょう。

  1. 「スタート」メニュー→「プログラム」→「スタートアップ」フォルダ内に移動
  2. その中にあるショートカットが、起動時に実行されるので、不要なものを削除する

Microsoft Officeや一太郎などをインストールすると「Fast Find」や「クイックサーチファイル自動更新」などがスタートアップに登録されます。これらはファイルを素早く検索するためのツールで、起動時だけでなくパソコンを使用している時にも動作します。Officeや一太郎などのファイルの検索を行わない人は消しておく事を推奨します。

不要なフォントを削除する

Windowsは起動時にインストールされているフォント(Fontフォルダ内)をすべて読み込む仕様になっています。そのため、読み込むフォントの数が多いと起動に時間がかかり、メモリの消費量も大きくなります。Fontフォルダ内の使ってないフォントを削除しておくことで、パソコンの起動が早くなります。

SCSIバイオスを使わない

BIOSが組み込んであるSCSIを接続するとPCの起動時にバイオススキャンを行います。SCSI機器から立ち上げない限りあまり必要がないのでバイオススキャンをスキップする設定にしましょう。ただし、その方法はSCSIボードによって違うのでSCSIボードの説明書を読んで行ってください。I-O DATA製のSCSIボードではジャンパスイッチ(ボード上にある接点を開閉させる金具)で行います。

ログイン画面を表示させたくありません。方法はありますか?

あります。ネットワークをインストールすると、Windows起動時に「パスワード入力」ダイアログボックスが表示されるようになります。ダイアログボックスを表示させない方法を以下に示します

  1. 「コントロールパネル」→「ネットワーク」をクリック
  2. 「優先的にログオンする」の項目を「Windowsログオン」に変更
BIOSでFDDの起動をスキップする

通常パソコンはFDD→HDDという順番で起動されます。つまり、FDDを普段使わない人はHDDを優先させることで起動速度が速くなります。FDDから起動させたい場合は再び設定を変更し、元に戻してください。設定方法は、BIOSによって違うのでマザーボードの説明書を基にして行ってください。

  1. 起動時に[F2]や[DEL]を押すことでBIOSメニューに行けます
  2. 「BIOS FEATURES SETUP」の「Boot Sequence」を「C,A,CD-ROM」に変更します(DOS/V機のみ)
  3. 最後に「SAVE to CMOS and EXIT」を選んでBIOSメニューを終了します
フロッピーディスクの設定を固定

パソコンは起動するたびに毎回新しいフロッピーディスクドライブを検索しています。そこで、以下の設定をする事で検索が行われなくなるので、起動時間が短縮されます。

  1. 「マイコンピュータ」を右クリックして、「プロパティ」をクリック
  2. すると、「システムプロパティ」ウィンドウが開くので、「パフォーマンス」タブをクリック
  3. 「フロッピーディスク」タブの「コンピュータを起動するたびに新しいフロッピーディスクドライブを検索する」のチェックをはずす

※ ノートパソコンなどで外付けFDDを使用してる場合は不具合が発生することもあるので注意してください

「システム設定ユーティリティ」を使用しないで、パソコン起動時の自動起動プログラムを削除する

パソコン起動時に自動的に起動されるアプリケーションを、スタートアッププログラムといいます。アプリケーションやハードウェア付属のツール、特にユーティリティソフトの中には、インストールするとスタートアップに登録されるものがあります。スタートアップの項目が多いと、パソコンの起動に時間がかかります。さらに、スタートアップのほとんどは、常駐ソフトですので、パソコンの動作さえ遅くなってしまいます。スタートアップ項目の一部は、「スタートアップ」フォルダに入っているショートカットを削除する事で安全に減らす事ができます。これ以外の項目は、少し危険ですが「システム設定ユーティリティ」で設定します。ここでは、参考程度に、「システム設定ユーティリティ」でのスタートアップ停止をレジストリで行う方法について紹介します。

  1. 「スタート」メニュー→「ファイル名を指定して実行」をクリック
  2. 「名前」欄に「regedit」と入力→「OK」をクリックして、レジストリエディタを起動する
  3. スタートアップは下記のキー内に登録されているので、不要な文字列を削除する

    HKEY_LOCAL_MACHINE
    SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\run
    HKEY_USERS
    .Default\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run

    ※ システム関係のスタートアップを削除すると、不具合が出ます。